「ロッシがいないMotoGPは妙な感じになるはず」弟マリーニ、兄の現役続行望む
バレンティーノ・ロッシの異父弟であるルカ・マリーニは兄がMotoGPで現役を退いた場合、“妙な感じ”になると語り、現役を続行してくれる事を望んでいると語った。
写真:: VR46 Riders Academy
MotoGPの2020年シーズンは新型コロナウイルスの影響によって中断されているが、再開時に考えなければいけない未知なる要素としてバレンティーノ・ロッシの進退が挙げられる。
ロッシはヤマハとの契約が2020年末で満了となる。そして既にヤマハファクトリーチームのシートはマーベリック・ビニャーレスとファビオ・クアルタラロが獲得している。
彼は現役続行の可否についてはシーズン前半戦の結果を見て決めたいとしており、ヤマハ側は現役を続行する場合にはファクトリーマシンの供給も約束している。
しかし前述のように新型コロナウイルスの影響でレースが行なわれていない状況で、ロッシは当初のプランが崩れてしまったことを認めている。しかしレースでの競争力を確認するという意向は変わっておらず、弟にもこの問題については話していないようだ。
「僕も分からない。僕らはそのことについて話したことがないんだ。彼と話すにあたって好きじゃないトピックだし、そうする必要もないと思っている」
ロッシの異母弟でありMoto2に参戦するルカ・マリーニは、motorsport.comに対してそう語った。
「準備ができたと感じたら、彼はきっとそれ(進退)について決断を下すだろう。彼はいつも話しているように、レースでどのくらいのレベルなのかを確認するためにバイクへ戻るのを待っている」
そう語るマリーニだが、彼はロッシが現役を続けて欲しいと考えている。
「バレがいない世界選手権というのは誰にとっても妙なものだと思うから、彼がとても速く、優勝を争うことができ、そして(現役を)続けることを願っている」
「(ロッシがいないと)とても重要な要素を欠いていて、ちょっと変な感じになるだろう」
現在、MotoGPにはマルク・マルケスとアレックス・マルケス、アレイシ・エスパルガロとポル・エスパルガロという二組の兄弟が参戦している。
ロッシが今後も現役を続けた場合には、MotoGPにおける兄弟ライダーが3組となる可能性がある。マリーニはMoto2で複数回優勝を挙げている強豪の一角であり、2021年のMotoGP昇格も噂されているからだ。
「2020年シーズンに走れるかどうか誰も分からないから、様々なことが少し止められることになると思う。目標はMotoGPに行くことだけど、僕は急いではいない。Moto2で素晴らしい結果を出さなくちゃいけないんだ」
「全チームが競争力を備えていて、数年前に存在していたギャップはもう無い。バイク自体にも同じことが言える。水準はかなりイーブンになっている。僕は自分が夢中になれると感じるプロジェクトに参加したいと思っている」
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