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マルク・マルケス、最終戦&ポストシーズンテストを欠場。2011年に経験した“複視“症状が再び

レプソル・ホンダのマルク・マルケスはトレーニング中の転倒によって、脳震盪を起こしていたが、視界に影響が出ているため、最終戦バレンシアGPも欠場することになった。

Marc Marquez, Repsol Honda Team

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 ホンダは11月9日に、マルク・マルケスが最終戦バレンシアGPとポストシーズンテストを欠場することを発表した。

 マルケスは第16戦エミリア・ロマーニャGP終了後、オフロードトレーニング中に転倒。軽い脳震盪に対する予防的な措置として、第17戦アルガルヴェGPを欠場することになった。

 アルガルヴェGPのレースウィーク中、チームマネージャーのアルベルト・プーチは、週明けの検診次第ではマルケスが最終戦を欠場する可能性もあると語っていた。

 ホンダの発表によると、バレンシアGP欠場の理由は、視覚の問題とされている。療養期間中から悩まされていたようだが、医師の診察と検査の結果、“複視”(視界に2つの像が重複して見える)が出ていることが分かった。2011年にマルケスがMoto2クラスでクラッシュした際、砂利で視神経に損傷を負った際にも同じ症状が出ていた。

 診察したサンチェス・ダルマウ医師はマルケスの状態について次のように記している。

「事故後のマルク・マルケスの検査の結果、複視が確認され、また右目の上斜筋の動きに関わる第4脳神経(滑車神経)の麻痺が明らかとなった」

「なお臨床的な経過を追いつつ、定期的な観察を伴う保存療法が選択されている。この第4脳神経(滑車神経)は、2011年に既に負傷しているモノだ」

 マルケスの最終戦欠場に伴い、最終戦ではアルガルヴェGP同様テストライダーのステファン・ブラドルが代役を務めることになるだろう。

 今シーズン、マルケスは2020年の右腕骨折から復帰を果たすとドイツGPとアメリカズGPの左回りの2コースで優勝。エミリア・ロマーニャGPでは2019年の日本GPの以来となる右回りのコースでの優勝を果たしたばかりだった。

 序盤のレースを欠場しつつも、マルケスは142ポイントを獲得。チームメイトのポル・エスパルガロや、LCRホンダの中上貴晶などを上回りランキングでは現在6番手につけている。

 今回のマルケスの負傷は、ホンダにとっても痛手だろう。最終戦後の11月18~19日に行なわれるヘレステストにも参加できなくなってしまったためだ。

 ホンダは今年こそ、エースのマルケスのもとで新マシンの評価を進めたかったはずだが、再び彼抜きでマシンの評価開発を行なっていくことが必要となってしまった。

 マルケスは自身のSNSに次のように投稿。辛い瞬間だが、立ち向かって行くと記した。

「辛い瞬間で、雨が降り注いでいるときのようだ。サンチェス・ダルマウ医師のところを訪れたあと、2011年に経験したような複視が新たに確認された。僕らには忍耐が必要だ。でも僕が学んだことがあるとすれば、それは逆境にもポジティブに諦めないことだ。皆のサポートに感謝したい」

 
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