関谷正徳がトムスとの契約終了を報告。今後はIPS/KYOJOに注力しTMSC会長にも就任
30年以上にわたってトムスでドライバー、監督として活躍してきた関谷正徳が、同チームから離れることとなった。
#1 KeePer TOM'S LC500
Masahide Kamio
日本人初のル・マン24時間総合優勝ドライバーとして知られる関谷正徳が、長年所属してきた国内の名門チームであるトムスとの契約を今年3月いっぱいで終了したことを文書で報告。併せてTMSC(トヨタモータースポーツクラブ)の会長に就任したことも明らかにした。
1972年にレースデビューを果たした関谷は、1983年にトムスと契約しグループCカーのレースに多数参戦。1985年から同チームが初めて挑戦したル・マン24時間レースでもドライバーを務めた。1990年代には全日本ツーリングカー選手権や全日本GT選手権で同チームのエースとして活躍してきた。
現役引退後もトムスのレース活動に携わり、チーム監督として同チームを率いたスーパーGTでは3度のチャンピオン獲得に貢献した。
ただ、トムスに加入してちょうど37年目となる今年からは別の道でモータースポーツに携わっていくようだ。関谷は5月はじめ、トムスとの契約を3月末をもって終了したことを関係者に文書で報告した。
「2020年3月31日をもって長年のお付き合いをさせていただいておりました株式会社トムスとの契約を終結させて戴く事にいたしました」
「振り返れば、1983年より舘信秀様、大岩湛矣様の下で働く事が出来た事は、私の人生におきまして大変幸せなドライバー人生となり、そしてドライバーを退いた後もチームの監督業に従事させて頂き、ひとかたならぬご厚意の元、大変お世話になりました」
「37年間にわたるトムスとの結びつきを辞する事はとても名残惜しい事ではございますが、2020年を新たな自分のレース人生のスタート、そしてレースにかける想いの集大成と考え決断させていただきました」
「長年に渡りまして『トムスの関谷』としてお付き合いいただきました多くの皆様方には心より御礼申し上げます」
今後については自身がプロデュースしたインタープロトシリーズとKYOJO CUPを中心に日本のモータースポーツ振興に努めていくとのことだ。
また関谷はTMSC(トヨタモータースポーツクラブ)の会長に就任したことも明らかにした。今後はWRCの日本開催に向けても尽力していくという。
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