F1 アゼルバイジャンGP
F1レースディレクター、赤旗後のレース再開判断を説明「リスタートをしない理由がなかった」
F1レースディレクターのマイケル・マシは、第6戦アゼルバイジャンGPの決勝レースが残り3周で赤旗が掲示された後、再スタートしない理由はなかったと語った。

Luke Smith
編集: 2021/06/07 19:15
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

F1第6戦アゼルバイジャンGPは、終盤までマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が首位を快走していた。そのまま彼がトップでフィニッシュするかと思われたが、ラスト5周となったメインストレートで左リヤタイヤがバースト。コントロールを失ったフェルスタッペンはマシンをウォールにクラッシュさせてしまい、その場でリタイアとなった。
このクラッシュでセーフティカーが出動したが、その後赤旗が掲示され、ラスト3周というところでレースが中断された。そしてメインストレートの破片が取り除かれた後、ドライバーたちはフォーメーションラップを実施。グリッドからスタンディングスタートで、2周のスプリントレースを戦った。
Read Also:
レース終盤に赤旗が出された場合そのまま再スタートされず、レースが終了となるケースもあるが、F1レースディレクターのマイケル・マシはルール上、残り3周を走りきらない理由はなかったと語った。
「ありがたいことに近年は、レース中断の規定がある」とマシは説明した。
「昔に遡ると、特定の残り距離で赤旗が振られた場合、周回数が2周戻されたりしていた」
「言うまでもなく、レース中断となった要因を考えると、再スタートしないという選択肢もあった。しかし規定の時間内であれば、再開することはできる。再開しない理由はなかったんだ」
フェルスタッペンのタイヤにトラブルが発生した後、レッドブルのスポーティングディレクターであるジョナサン・ウィートリーが無線でマシに対し、各車がタイヤを交換できるよう、レース中断を提案していたことが明らかになっている。
マシはウィートリーのメッセージの前から、レースを中断することを考えていたという。メインストレート上のデブリ除去状況を確認するためだ。
「実際、それ(赤旗掲示)はすでに心の中にあったんだ。何を伝えるかという点で、我々は誰にでも平等に接しようとしている」
「あの時点での残り周回数と復旧作業、そしてメインストレートに大量のデブリがあったことを考えると、レースを中断して全てを片付けてからレースを終えるのがベストな選択だと思ったんだ」
Lance Stroll, Aston Martin AMR21, walks away from his car after hitting the wall
Photo by: Mark Sutton / Motorsport Images
フェルスタッペンのトラブルは、レース中盤にランス・ストロール(アストンマーチン)が見舞われたトラブルと酷似している。ストロールも全開区間のターン20で突如左リヤタイヤがバーストしたのだ。この時はセーフティカー先導の下レースが続けられ、赤旗は出されなかった。
マシは、ストロールのクラッシュで発生したデブリを取り除くスペースと時間が十分にあったため、赤旗を出す必要はなかったと説明した。
「言うまでもなく、ランスのアクシデントはレース中盤に発生したものだ。十分な時間と、コースの右側に十分なスペースがあった。そのまま片付けることができると確信していた」
「先程も言ったように、あらゆることを考慮すると(フェルスタッペンのクラッシュについては)ピットストレートの修復と、いたるところに散らばったデブリを適切な時間内に片付けられる確信がなかった」
「だから、そのような状況下ではレースを中断してから再スタートすることが、このスポーツにとって最善の方法だと考えたのだ」
Read Also:
- 【F1動画】第6戦アゼルバイジャンGP決勝ハイライト
- ハミルトン、運命のリスタートで痛恨のロックアップ……原因となったのは“魔法のボタン”?
- レッドブル・ホンダのペレス、“ジェットコースター”のようなレース優勝を喜ぶも「まだ伸び代が残っている」
- アルファタウリ・ホンダ代表、7位入賞の角田裕毅を絶賛「彼が知っているコースなら、もっと良い結果を望める」
あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
コメントを読んで投稿する
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 レッドブル・ホンダのペレス、“ジェットコースター”のようなレース優勝を喜ぶも「まだ伸び代が残っている」
次の記事 決勝12位、受難の週末を過ごしたメルセデスのボッタス「自分でも不思議なくらい苦しんだ」
Top Comments
コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?
View More & Comment

More from
Luke Smith

没後30年。アイルトン・セナとホンダの”絆”を、マネージャーの言葉で振り返る「彼はホンダに対して誠実だった」
F1
F1 2024/05/01
没後30年。アイルトン・セナとホンダの”絆”を、マネージャーの言葉で振り返る「彼はホンダに対して誠実だった」

”要求の厳しい”アロンソ。投資進むアストンマーチンF1を成長させるための絶好の配役
F1
F1
Aston Martin Silverstone Shakedown
2023/02/20
”要求の厳しい”アロンソ。投資進むアストンマーチンF1を成長させるための絶好の配役

ハミルトン、ハリウッドF1映画のプロデューサーとして演者オーディションに参加。ブラッド・ピットの共演者は多様性重視
F1
F1 2023/02/19
ハミルトン、ハリウッドF1映画のプロデューサーとして演者オーディションに参加。ブラッド・ピットの共演者は多様性重視
最新ニュース

小椋藍、MotoGPサンマリノGPも欠場。負傷した左手親指の回復間に合わず……次戦オーストリアでの復帰目指す
MotoGP
MGP MotoGP
サンマリノGP
15 分前
小椋藍、MotoGPサンマリノGPも欠場。負傷した左手親指の回復間に合わず……次戦オーストリアでの復帰目指す

代役出走3戦目の角田裕毅、未知のマドリンクでモンツァに続く2戦連続入賞目指す「この勢いを持続させたい」
F1
F1 F1 1 時間前
代役出走3戦目の角田裕毅、未知のマドリンクでモンツァに続く2戦連続入賞目指す「この勢いを持続させたい」

これが“ヨーヨーレース”の功罪か。イタリアGPは各所で膠着状態が発生……その中で際立ったメルセデスとアントネッリの傑出度
F1
F1 F1
イタリアGP
12 時間前
これが“ヨーヨーレース”の功罪か。イタリアGPは各所で膠着状態が発生……その中で際立ったメルセデスとアントネッリの傑出度

キミ・ライコネンの息子ロビンがレッドブル育成入り! 11歳の”2代目アイスマン”に翼を授ける
F1
F1 F1
イタリアGP
12 時間前
キミ・ライコネンの息子ロビンがレッドブル育成入り! 11歳の”2代目アイスマン”に翼を授ける
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録