F1

マクラーレン、ブレーキトラブルは想定外?「これまでの方法論が、新世代のマシンに通用しなかった」

マクラーレンのテクニカルディレクターであるジェームス・キーは、チームが抱えたブレーキの問題は、新しいマシンへの理解がいかに未熟かを浮き彫りにしたと語った。

Jonathan Noble

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公開日時: 2022/03/24 7:41

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Lando Norris, McLaren MCL36

 マクラーレンは、バルセロナでの最初のプレシーズンテストこそ好調だったものの、バーレーンのテストでブレーキのオーバーヒートに見舞われ、歯車が来るってしまった。

 テストでの走行が制限された影響か、開幕戦バーレーンGPではグリップ不足に悩まされ、ランド・ノリスもダニエル・リカルドもポイント圏内には入れなかった。

 チームは、ブレーキの問題は完全に想定外だったと認めている。そして問題の克服は一筋縄ではいかず、いまだ完全には解決していない。

 苦悩の引き金となった状況を振り返ったテクニカルディレクターのジェームス・キーは、当初のブレーキダクトのデザインは、マクラーレンがブレーキに対して持っていた基準をすべてクリアしていたという。

 だが、2022年のレギュレーション変更による、他の影響を想定できていなかったようだ。

「ある意味で、今のクルマがどれだけフレッシュで、どうすればうまくいくのか、まだ学ぶべきことがたくさんあることを証明していると思う」

 そうキーは語った。

「ブレーキダクトの件は、冷却に関するすべての基準をクリアしていながら機能しなかったという、実に奇妙な異常事態だったと思う」

「『一体どうなっているんだ?』と思い、調べてみた。このサーキットで見られる特定のコンディションになると、内部である種スイッチが切れてしまうような状態になるんだ」

Lando Norris, McLaren MCL36

Lando Norris, McLaren MCL36

Photo by: Steven Tee / Motorsport Images

 キーはこの現象について、マクラーレンのファクトリーで解決策を見つけようと努力し、バーレーンGPの週末には暫定的な変更が施されたと明かした。

「彼らは問題を素早く認識し、素晴らしい仕事をした」とキーは説明した。

「空力的な観点から、ダクトを流れる気流について解決策を考え出し、設計に落とし込み、生産を急いで、ここに持ち込んだ」

「このようなことは久しぶりだ。チームの対応も素晴らしかった」

「でもそれが教訓にもなったんだ。これまで信頼できていたすべての方法論が、これほど異なるマシンに必ずしも通じるわけではないことが示されたと思う」

 マクラーレンは第2戦サウジアラビアGPと、第3戦オーストラリアGPに向けて、ブレーキにどんな変更が加えられるかを現在評価中だ。

 マクラーレンのアンドレアス・ザイドル代表は、次のように述べた。

「チームは今、新しいパーツをコースに持ち込むために明らかに懸命に働いている。でも、来週のジェッダとそのあとのメルボルンでのレースに向けて、何を持ち込めるかはまだ正確には決まっていない」

 

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