F1

マクラーレン、2022年は熾烈な開発競争を予想「"ツール"は減ったが、できることはいくらでもある」

マクラーレンのテクニカルディレクターであるジェームス・キーは、各チームがF1の新しいルールに対応するため、極めて速く開発を進めていくことになると予想している。

Filip Cleeren Luke Smith

編集: 2022/02/11 17:34

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Lando Norris, McLaren MCL35M Mule

 F1は、マシンが生む乱流を削減し、より緊密なレースを生むことを期待し、2022年に新たな技術レギュレーションを導入する。一方で、最初の数シーズンはチーム間の差が大きくなるのではないかと懸念している。

 マクラーレンのテクニカルディレクターであるジェームス・キーは、チームが新しいパッケージを使いこなすために、2022年はかなり開発が必要なことを認めている。また、どこかのチームが”真のゲームチェンジャー”となるような要素を発見する可能性も否定しておらず、各チームが本当に接近するには1年かかるかもしれないと言う。

 motorsport.comの取材に対し、キーは「開発速度は非常に速くなると思う」と述べ、各チームがパフォーマンスの面で急速に収束することを期待していると語った。

「レギュレーションの性質上、おそらく今よりも少し早く均衡状態になると思う」

「いろいろなやり方があって、常に新しい解決策や道がある。だから必ずしも2022年中に近づくというわけではなく、2023年までにそうなるというのが公平かもしれない」

「でもまだ、学ぶべきことはたくさんある。2022年のクルマについては、誰もがそうなんだ。サーキットでデータの関連性を確認し、みんながどんなことをやってきたのか確認しなければならない」

「他のクルマを見て、真のゲームチェンジャーがあるかもしれない。他チームとのパフォーマンス差を確認し、ライバルに対する強みと弱点を鍛えなくてはいけない。その点ではみんな同じようなモノだ」

 キーは、シーズン前半は新たなアイデアや発見があると考えている。ただ、2023年までにはトレンドが確立されるだろうと話した。

「シーズン前半は開発やアイデアの面で多くの”ジャンプ”があると思う。そしてシーズン後半に、それがクルマのパーツに集約されていく」

「2023年に関しては、その頃には各チームとも一定のトレンドが確立されているだろうから、より似たようなものになると思う。23年のマシンは22年のマシンよりも、どのようにアプローチすればいいのか、より良いアイディアを持っているはずだ」

 新しいレギュレーションは以前のルールよりも規定が多く、チームの開発自由度は低くなっているが、キーは新車開発においてチームは革新的でいられると考えている。ただ、巧妙にアドバンテージを見つけるためには「より繊細で複雑」なプロセスが必要だという。

「技術的に遊べるツールが少なくなったが、その分、現在のクルマでは考えられなかったようなアイデアがたくさん生まれる」

「いろいろな意味で効率は悪くても、少しでもパフォーマンスが得られるところに目が行く傾向がある。というのも、空力面はもちろん、サスペンションの面でも使える道具が少なくなり、制約が多くなるからだ。サスペンションはこれまでと比べると非常にシンプルになった」

「こういうときこそ、革新的になれるんだ。(空力規則が大幅に変更された)2009年に、空力の専門家がオフィスを歩き回ってきた時に、より微妙で複雑になっただけで、いくらでもできることがあることに気づいたんだ。2022年も同じような状況だ」

「いろいろなクルマで、色々なアイデアが見られると思う。みんなが何をしたかを見るのは興味深い」

 

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