マクラーレン、2020年からインディカーにフル参戦! シュミット・ピーターソンと提携
マクラーレンは、シュミット・ピーターソン・モータースポーツと提携し、2020年から2台体制でインディカーにフル参戦する。
写真:: Michael L. Levitt / Motorsport Images
マクラーレンは、2020年からインディカーにフル参戦復帰を果たすことを発表した。アロー・シュミット・ピーターソン・モータースポーツと提携し、シボレーエンジンを搭載したマシンを2台走らせるとしている。
マクラーレンはフェルナンド・アロンソと共に2017年のインディ500に参戦した。アンドレッティ・オートスポートと提携し、ホンダのエンジンを搭載した。競争力は高く、エンジントラブルに見舞われてレースを終えるまでに27周のラップリードを記録した。
今年5月には、マクラーレンは独立したチームとしてインディ500に再挑戦。この際は、カーリンと技術提携しシボレーエンジンを搭載した。しかし、アロンソがまさかの予選落ちに終わっていた。
そして8月9日(金)、マクラーレンはシュミット・ピーターソン・モータースポーツとフルタイムパートナーとなり、インディカーにフル参戦すると発表。マクラーレンにとっては、1979年以来のインディカーフル参戦となる。
アロー・マクラーレン・レーシングSPと名付けられたチームは、シボレーエンジンを搭載したマシンを2台走らせる。マクラーレン・レーシングのスポーティングディレクターを務める、ジル・ド・フェランがマクラーレンのインディカープログラムをリードする。
シュミット・ピーターソンの共同オーナーであるサム・シュミットとリック・ピーターソンの役割は変わらず、シュミット・ピーターソン・モータースポーツがチーム運営を行う。マクラーレンは技術的専門知識やマーケティング力を加え、勝利とタイトル争いに定期的に挑戦できるようにするとしている。
マクラーレンCEOのザク・ブラウンは、コメントを発表した。
「インディカーは初期の頃からマクラーレンの一部だった。インディカーは北米でブランドを成長させていくための商用プラットフォームだというだけでなく、国際モータースポーツでも最高峰のチームが争っている」
「このチーム(シュミット・ピーターソン)はマクラーレンに、インディカーに復帰するための戦略的なパートナーとして、適切な相乗効果をもたらしてくれる。我々は共に野望を達成できると信じている」
「サム・シュミットとリック・ピーターソンは強固な基盤を構築している。チームをさらに上のレベルに引き上げるために、彼らと協力することを楽しみにしている」
「F1とインディカーの両方でアロー・エレクトロニクスとの関係を拡大し、エンジンパートナーであるシボレーとの密接な関係を新たに更新できることにうれしく思う。マクラーレンとシボレーは、北米で特別な歴史(1967年から71年まで5年連続のCan-Amチャンピオン獲得)を持っている」
シュミット・ピーターソンは、現在ジェームズ・ヒンチクリフとマーカス・エリクソンを起用してインディカーを戦っている。今回のフル参戦発表に際し、ドライバー発表は行われていない。
しかし世界3大レース制覇を目指すアロンソは、インディカーフル参戦には消極的な姿勢であり、ヒンチクリフはホンダ・カナダとの関係性が強いことから、チームを離れることになるだろう。
今季インディカーにデビューしたエリクソンも、マクラーレンとの提携の犠牲者になる可能性が高い。彼とF1時代のチームメイトだった、フェリペ・ナッセが有力候補に挙げられている。
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