速報ニュース
F1 トルコGP
トルコGP終盤ピットインしなかったハミルトン。その背景には13年前の“悪夢”が
ルイス・ハミルトンは、トルコGP終盤にピットストップをしなかった理由について、2007年中国GPのピットレーンでのアクシデントから教訓を学んだからだと語った。

James Newbold
編集: 2020/11/18 3:16
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

メルセデスのルイス・ハミルトンは、F1トルコGPで6番グリッドスタートながらじわじわと順位を上げ、終盤には2番手のセルジオ・ペレス(レーシングポイント)に対して大量リードを築いてトップ独走状態に入っていた。
レース序盤にウエットタイヤからインターミディエイトタイヤへと履き替えていたハミルトンは、同じタイヤで40周以上を走っていたため、終盤にはタイヤの溝がほとんどなくなっているような状況となっていた。ペレスに対して十分なアドバンテージがあったことから、チームはハミルトンに対してピットストップをして新しいインターミディエイトタイヤに交換することを提案した。
しかしながら、ハミルトンはそれに反対してステイアウトを選択。結果的に無事トップチェッカーを受け、自身7度目となるドライバーズタイトルを確定させた。
Read Also:
ハミルトンはレース後、摩耗したタイヤでのピットインを嫌がったのは、2007年中国GPでの一件を思い出したからだと説明した。当時ルーキーのハミルトンは、酷く摩耗したタイヤを交換するためにピットに向かったが、ピットロード入口でオーバーラン。グラベルにはまってリタイアとなり、結果的にこれが大きく響いて史上初のルーキーでのタイトル獲得のチャンスを逃す形となった。
「僕がピットレーンでワールドチャンピオンを失った一件を覚えているよね」とハミルトンは切り出した。
「つまり、僕は2007年の教訓から学んだんだ」
「それに、今回はマシンをコントロール下に置けていると感じていたし、グリップも良くなっていたので、雨が落ちてきたら対応しようと思っていた」
レース中盤まではランス・ストロール(レーシングポイント)、ペレス、アレクサンダー・アルボン(レッドブル)、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)に次ぐ5番手を走行していたハミルトンだったが、ベッテルとストロールのタイヤ交換、そしてアルボンのスピンによって2番手に浮上。路面が乾いていく中でペレスをあっさりとオーバーテイクしてトップに立つと、一気に差を広げていった。
ハミルトンは2回目のピットストップを行なってインターミディエイトタイヤを履くことは「正しい選択ではなかった」と考えており、良いペースを維持するためにはタイヤの温度を維持することが重要だったと語った。
「ある時、セブ(ベッテル)が僕を突き離しはじめた。何が起こったのか分からなかったから、タイヤの温度をチェックしていた」
「結局僕のタイヤがオーバーヒートしていたのか、彼らのタイヤが冷たすぎたのかはよく分からなかったけど、彼らはドライパッチの上を走っていた」
「そしてタイヤのグレイニング(ささくれ摩耗)が荒い状態を過ぎたら、僕のマシンもグリップが戻ってきたんだ。路面は乾いている場所も出てきたし、僕の通っているラインもどんどん状態が良くなっていった」
「それで僕のペースは上がっていって、その後セブはピットに入った。それで僕は(ピットインすることが)個人的に正しい選択とは思えなかったんだ」
「僕がステイアウトしていると、タイヤはどんどんスリックタイヤのようになっていった。それがまさに僕たちの求める状態だったんだ」
「幸運なことに、インターミディエイトタイヤは温度を保つことができるんだ。もし新しいスリックタイヤを履いていたらうまく走れなかっただろうし、これがベストな選択だったんだ」
Read Also:
- 珍しく感情をあらわにしたハミルトン。チェッカー目前、彼の脳裏によぎったもの
- ハミルトンはスポーツ史の偉人たちに肩を並べた……メルセデス代表、偉業に誇り
- 7度目の王座獲得を決めたハミルトン「僕はF1に残りたい。世界を変えるために……」
- フェルスタッペン、苦戦の原因はフロントウイングの調整ミス?「バランスが狂っていた」
あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
コメントを読んで投稿する
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 ”特殊”なトルコGPで大苦戦。ガスリー、パフォーマンス低下に「当惑」
次の記事 7度目戴冠のハミルトン、メルセデスとの契約更新はシーズン終了後?
Top Comments
コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?
View More & Comment

More from
James Newbold

人々に勇気と感動を与えた“不屈の男”アレッサンドロ・ザナルディ。レースキャリア伝説の瞬間3選
IndyCar
IndyCar 4 ヵ月前
人々に勇気と感動を与えた“不屈の男”アレッサンドロ・ザナルディ。レースキャリア伝説の瞬間3選

マグヌッセン、次の活躍の場は耐久レース。BMWのLMDhプロジェクトに加入し、WECかIMSAに参戦へ「象徴的なブランドを代表して走るのは誇り」
WEC
WEC
Bahrain November testing
2024/12/05
マグヌッセン、次の活躍の場は耐久レース。BMWのLMDhプロジェクトに加入し、WECかIMSAに参戦へ「象徴的なブランドを代表して走るのは誇り」

ノリス、黄旗無視ペナルティは正しい裁定と納得。勝利争ったフェルスタッペンが“チクリ”も「逆の立場なら僕もやる」
F1
F1
カタールGP
2024/12/01
ノリス、黄旗無視ペナルティは正しい裁定と納得。勝利争ったフェルスタッペンが“チクリ”も「逆の立場なら僕もやる」

More from
ルイス ハミルトン

アロンソの現役続行、かつての好敵手ハミルトンが歓迎「才能という面では、彼に敵わないドライバーはたくさんいる」
F1
F1
バーレーンGP
1 時間前
アロンソの現役続行、かつての好敵手ハミルトンが歓迎「才能という面では、彼に敵わないドライバーはたくさんいる」

ハミルトン、今季最高の予選アタックで久々フロントロウ「決勝はとにかく自分たちのレースをするしかない」
F1
F1
バーレーンGP
1 日前
ハミルトン、今季最高の予選アタックで久々フロントロウ「決勝はとにかく自分たちのレースをするしかない」

フェラーリとの契約更新前、他チームとも交渉していたルクレール。“21世紀のジル・ビルヌーブ”には跳ね馬残留が最適解なのか?
F1
F1
アゼルバイジャンGP
5 日前
フェラーリとの契約更新前、他チームとも交渉していたルクレール。“21世紀のジル・ビルヌーブ”には跳ね馬残留が最適解なのか?
最新ニュース

アロンソの現役続行、かつての好敵手ハミルトンが歓迎「才能という面では、彼に敵わないドライバーはたくさんいる」
F1
F1 F1
バーレーンGP
1 時間前
アロンソの現役続行、かつての好敵手ハミルトンが歓迎「才能という面では、彼に敵わないドライバーはたくさんいる」

先入観で仕事しちゃだめよ! もてぎ戦で起きたハードタイヤ騒動、チーム&ライダーに教訓残す
MotoGP
MGP MotoGP
日本GP
13 時間前
先入観で仕事しちゃだめよ! もてぎ戦で起きたハードタイヤ騒動、チーム&ライダーに教訓残す

2戦連続表彰台も見えていたが……ハジャー、グリップと電力を失い5位に沈む「速さはあったのに。冗談みたいだ」
F1
F1 F1
バーレーンGP
14 時間前
2戦連続表彰台も見えていたが……ハジャー、グリップと電力を失い5位に沈む「速さはあったのに。冗談みたいだ」

MotoGP日本GP、無視されていたハードタイヤが実は”最高の”タイヤだった!? 決勝経て評価覆る「驚きだった」「後悔してる」
MotoGP
MGP MotoGP
日本GP
14 時間前
MotoGP日本GP、無視されていたハードタイヤが実は”最高の”タイヤだった!? 決勝経て評価覆る「驚きだった」「後悔してる」
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録