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メルセデス、批判受けるキングスパンとのスポンサー契約を“再評価”か……重大事故の遺族らとの対話を開始

大規模火災の原因に関与が疑われる断熱材メーカーのキングスパンとスポンサー契約を結んだことで批判を受けているメルセデスF1。チームのトト・ウルフ代表は、この契約見直しを検討する余地があることを示唆した。

Toto Wolff, Team Principal and CEO, Mercedes AMG

写真:: Simon Galloway / Motorsport Images

 メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフは、批判を受けるキングスパンとのスポンサー契約について見直しを検討する可能性があると語った。

 サウジアラビアGPに先立ち、メルセデスは国際的な断熱材メーカーであるキングスパンとスポンサー契約を締結。マシンのフロントノーズ脇にロゴを掲載した。

 ただ、このスポンサー契約が批判を集めてしまった。というのも、キングスパンは2017年にイギリス・ロンドンで第二次大戦後最大となる72名の死者を出したグレンフェル・タワーでの大規模火災の被害拡大の一因として関与が疑われている。キングスパンの断熱材が、燃え上がったタワーの外壁の一部に使用されていたのだ。

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 火災の生存者や遺族などで構成される団体「グレンフェル・ユナイテッド」は、キングスパンとスポンサー契約を結んだメルセデスF1のウルフ代表に対して公開書簡を送付。ウルフ代表は、理解し学ぶべく直接彼らと面会するとコメントを残した。

 加えて、イギリスの住宅・コミュニティ・地方自治大臣を務めるマイケル・ゴープ議員もこの件に反応し、政府はモータースポーツにおける広告・スポンサーシップの規制内容に修正を行なう用意があるとウルフに対して警告した。

 サウジアラビアGPの予選後、ドライバーのルイス・ハミルトンはロゴの掲載を取りやめることを提案した一方、このスポンサー契約が行なわれることをハミルトン本人は知らなかったと語っていた。

 ウルフ代表は、キングスパンとのスポンサー契約に対する批判の大きさから多くを学んだことで、彼とチームは影響を受けたと語った。

「私個人としても、チームとしても多くを学ぶことが出来た」と彼は言う。

「しかし、ここで私が言いたいのは、グレンフェルでの悲劇が彼らに与えた痛みをより理解するために、我々は遺族や生存者の皆さんとの対話を始めたということだ。そのプロセスはまだ始まったばかりだ」

「しかし、その対話が進んでいる間はプライバシーを守っていきたいと思う。我々はこの件を早急にすべきモノとして捉えている」

 こうした批判を浴びることを知っておきながらスポンサー契約を結んだことについて、後悔はしていないかと尋ねられたウルフ代表はこう答えた。

「我々は皆、学び発展し続けている。間違いなく、この一件で私自身は未来に向けて成長できた。そして(契約に関する)私の評価や意思決定……そして完全停止。これ以上述べることは私を取り巻く状況を悪化させるだけだ」

 
 
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