マスクを着用し、密を回避……エンジンに火入れしたメルセデスの“新しい活動様式”
メルセデスは数ヵ月ぶりにエンジンに火を入れたが、そこではスタッフのマスク着用とソーシャルディスタンスが徹底されており、これまでとは全く違う光景が見られた。
写真:: Mercedes AMG
メルセデスは7月5日にレッドブルリンクで開幕するF1に向けて、シルバーストンで2日間のテストを行なう予定となっている。彼らは2018年マシン『W09』を走らせるための最終準備をしているところだ。
彼らは6月9日(火)から実施予定のテストに向けた確認作業として、イギリスのブラックリーにある拠点でW09のパワーユニットに火を入れた。そのV6ターボ・ハイブリッドエンジンのサウンドは聞き慣れたものだったが、周りで作業をしているスタッフはこれまでとは違う形で動いていた。
通常、エンジンに火入れをする際はマシンの後方部分にスタッフが集まってそれを見届けることが多いが、今回は新型コロナウイルス感染拡大予防の観点から、それぞれのスタッフが可能な限りソーシャルディスタンスを保っていた。
さらに、スタッフ全員がマスクを着用。これはもちろん、シーズンが開幕した後もしばらくはレースシーンでの標準となるだろう。
2日間のテストでは、ルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスが1日ずつ走行を担当し、2年落ちのマシンを使用してスピード感を取り戻す予定だ。さらにチームはこのテストで、新型コロナウイルス感染を防ぐための“新たな活動様式”に慣れておく必要がある。
なお、イギリスでは6月8日(月)から入国時に2週間の自己隔離が義務付けられることとなったが、ドライバーふたりはその前にイギリス入りしたため、問題なくテストに参加することができる。
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