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メルセデス、ピット戦略に対するハミルトンの不満に理解「我々には”耐性”がある」

メルセデスのトト・ウルフ代表は、F1トルコGPの戦略についてルイス・ハミルトンが不満をもらしたことに理解を示し、チームにはそれを受け入れられるほどの耐性があると語った。

Lewis Hamilton, Mercedes W12, Pierre Gasly, AlphaTauri AT02

写真:: Andy Hone / Motorsport Images

 メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ウルフは、F1第16戦トルコGPの決勝レース終盤、ルイス・ハミルトンがピット戦略に不満を漏らしたことについて、それを受け入れられるほどメルセデスのピットウォールには耐性があると語った。

 予選で最速タイムを記録したハミルトンだが、エンジン(ICE)を交換したことによるペナルティを受け、11番グリッドから決勝をスタート。残り10周の時点で3番手につけていた。

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 今回のレースは、路面コンディションとタイヤ交換のタイミングが非常に難しいレースとなった。スタート前に雨が降り、全車がインターミディエイトタイヤでスタート。最後までドライタイヤで走れるようなコンディションにはならず、どのタイミングでインターミディエイトを交換するかが焦点となった。

 ピットに入らず、インターミディエイト1セットで走り切るという戦略も選択肢のひとつだったため、ハミルトンはチームのピットイン指示を拒否。タイヤがまだ正常に機能していると判断して、ステイアウトを求めた。

 しかしチームは、タイムが落ちてきたことを理由に残り8周のところでハミルトンをピットに入れた。5番手に後退したハミルトンは、新しいインターミディエイトタイヤでグレイニング(ささくれ摩耗)に苦しんだ。彼は無線で「なんであのスペースを譲ったんだ?」と不満をこぼし、後に「僕たちはピットインするべきではなかった」と付け加えた。

 後ろに迫るピエール・ガスリー(アルファタウリ)との差を知らせるレースエンジニアのピーター・ボニントンに対し、「僕のことは放っておいてくれ」と叫んだハミルトンは、最終的に5位でフィニッシュ。2位を獲得したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が6ポイント差でポイントリーダーに返り咲くことになった。

 ウルフ代表は、チームが「無線で厳しい会話をすることは全く問題ない」と語った。

「言うまでもなく、我々の方からルイスに対して、こんな話をしないだろう。なぜなら彼は時速320kmでクルマを運転しているんだから」

「それは全く問題ない。我々は完全に同じ方向を向いており、8年間一緒にやってきたんだ」

「我々はクルマに乗っているドライバーがこの状況に不満を持っていることを理解できるだけの、耐性があるんだ。彼も後から理解をしてくれるだろう」

 ハミルトンは前戦ロシアGPでも、無線でチームの戦略判断に疑問を呈していた。ロシアGPではレース終盤に雨が激しくなり、チームはピットインを指示。ハミルトンは一度その指示を無視したが、その1周後にピットに入ってインターミディエイトタイヤを装着した。

 ウルフ曰く、このレースで優勝したハミルトンは後に「天才的な一撃だ」とチームの判断を称賛したという。

 ウルフは「我々はお互いを信頼し、自分たちが目指しているものを説明できるように、コミュニケーションに取り組む必要があると思う」と付け加えた。

 メルセデスのトラックサイド・エンジニアリングディレクターであるアンドリュー・ショブリンは、ハミルトンが5位に終わったことについて、チームとしても「不満以外の何物でもない」と述べたが、レース後のブリーフィングを経て、ハミルトンが決定を理解していると確信しているという。

「彼はその理由を理解している」とショヴリンは語った。

「あのレースでは表彰台に上がれると思っていたのに、それが叶わなかったという悔しさがあるのだと思う」

「その意味では少し残念な気持ちもある。しかし我々がどのように行動したかを考えてみると、賢明なものであり、チャンピオン争いの中ではリスクを冒すことをやめて、ダメージを抑えなければならないことがある」

「そうした決断をするのは難しいことだが、強い意志を持って決断しなければならない」

 
 

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