メルセデスF1代表、新しいサイドポンツーンが”論争の的”になることはないと自信「FIAと連絡を取り合ってきた」
メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフは、W13の新しいサイドポンツーンのデザインが、合法性に関する争点になることはないと考えている。
写真:: Zak Mauger / Motorsport Images
メルセデスはバーレーンでの2回目のプレシーズンテストに向け、大きなアップデートを投入。これによりW13のサイドポンツーンは、非常に小さくなった。
これによりマシン側面上部の衝撃吸収構造はサイドポンツーン内ではなく、コクピット横から左右に突き出た、巨大なウイングの中に収められたようだ。衝撃吸収構造は「車体で完全に囲まれていなければならない」とレギュレーションで規定されているが、このメルセデスの採った解決策は、合法性に関する争点にはならないと、同チームの代表であるトト・ウルフは考えているという。
ウルフ代表はバーレーンで、このコンセプトはFIAに認められたモノであると語った。
「設計のプロセスは非常に明確だ。チームとして開発の方向性を示す時、FIAがその精査の一部を担っている。CADのデータを提供し、彼らがその合法性を確認するプロセスの一部を担うのだ」
ウルフ代表は語った。
ただ今シーズンからは、FIAからのお墨付きがあったとしても、その後もずっと使い続けることができるとは限らない。全チーム中80%以上の賛成があれば、シーズン中であってもレギュレーションを変更することができるのだ。
シーズン中に論争の的になる可能性を心配しているかと尋ねられたウルフ代表は、過度に心配することはないと語った。
「革新的な技術を導入すると、今回のような議論が巻き起こるのは明らかだ」
「だから、それは予想されたことだ。必要とされたのは、圧倒的多数による、新しい統治体制なんだ」
「私の意見としては、古い制度のままが良かった。あるチームが革新的な技術を開発し、それがレギュレーションに適合していれば、マシンから外すことはできなかったからね」
「今回のことについては、FIAとF1がこのスポーツの精神に則り、真摯に対処してくれると思う。我々はFIAと連絡を取り合いながら進めてきた。それを、単独で進めていくことがないようにしたかったのだ。そういう理由で、私は大丈夫だと思っている」
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