F1 プレシーズンテストinバーレーン
トップ返り咲きにはまだ遠い? メルセデスF1、新車『W14』に好感触も「追いかける立場に変わりはない」
メルセデスは、2023年型マシン『W14』が前年型よりも”落ち着いた”ベースを持っていることを確認できたものの、今年もトップチームを追う立場だという考えは変わっていないという。

Jonathan Noble
編集: 2023/02/24 10:40
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

2023年のプレシーズンテスト初日を終えて、メルセデスは2023年型マシン『W14』が前年度マシン『W13』よりも”落ち着いた”マシンになっているものの、レッドブルやフェラーリを追う立場であるということに変わりはないようだ。
レッドブルのマックス・フェルスタッペンが最速タイムで締めくくったテスト初日。メルセデスは午後セッションを担当したルイス・ハミルトンが6番手タイムを記録し、昨年ポーパシングやバウンシングに悩まされたW13よりも取り回しが良いように見受けられた。
1年前、チームはバーレーンで散々なテストを経験し、シーズン前半もマシンの振動を抑えるためにハミルトンとジョージ・ラッセルのふたりは苦戦を強いられた。
関連ニュース:
- F1プレシーズンテスト初日前半:レッドブルのフェルスタッペンが首位発進。アルファタウリの角田裕毅は10台中8番手
- F1プレシーズンテスト初日後半:アロンソが脅威の速さで首位肉薄の2番手! フェルスタッペンはロングランも超速で、初日から盤石
その反省を活かして開発が行なわれたW14ではハンドリングの面で心強い進歩を見せた。しかし昨年タイトル争いを演じたレッドブルとフェラーリとの差を縮めるというメルセデスの姿勢は変わらないと言う。
トラックサイド・エンジニアリングディレクターのアンドリュー・ショブリンは次のように語っている。
「初日を終えた段階でのパフォーマンスの全体図は、常に不鮮明だ。我々がどのポジションに位置しているかを語ることは不可能だが、すでにいくつかの重要なエリアを特定し、そこでパフォーマンスを見出すことができている」
「我々は追い上げるということを前提に取り組んでいくつもりだ。そして1週間後の開幕戦に向けて、あらゆる手を尽くしてパフォーマンスを引き出す必要がある」
「後の2日間も初日と同じように、できる限りの学習を詰め込んだプログラムになるだろう。マシンが時計じかけのように走り続け、残りのコースタイムを最大限活用できることを願っている」
Lewis Hamilton, Mercedes F1 W14
Photo by: Steven Tee / Motorsport Images
テスト初日の午後セッションを担当したハミルトンは、ポテンシャルこそ見せたものの冷静にパフォーマンス向上に努めるというショブリンの意見を支持している。
「僕らはプッシュし続け、自分たちのことに集中し続ける必要がある」とハミルトンは言う。
「自分たちがどの位置にいるのかを把握することは難しいけど、これから先、もっと良い感触を得られると思う」
また、ショブリンはほぼノートラブルでテスト初日を終えたことで、W14の持つベースラインに自信を見せた。
「マシンは最初から最後まで完璧に走り、初日の大規模なプログラムを完了することができた」とショブリンは言う。
「新しいマシンを理解するためにはいつも数日かかるものだが、バランスを改善したいと思っている部分に関してはそれなりに把握できている」
「W13よりもずっと落ち着いていて、安定したプラットフォームで作業できるのは心強いね」
関連ニュース:
- テスト初日最速……ロングランでも圧倒のフェルスタッペン慢心せず「クルマはうまく走っている。それが今一番重要なこと」
- アロンソ&アストンマーチンF1、テスト初日は驚きの2番手と好発進「力強いスタートを切ることができた」
- フジテレビ、F1と2025年まで放送契約を締結。中継開始からから37年目のシーズンがスタート
- F1新車”雑感”解説2023「レッドブルRB19」真打ち登場。昨年型RB18のキープコンセプトながら、”ダブルフロア然”としたサイドポンツーンが特徴
- F1のテスト期間短すぎだろ! ラッセル「せめて2台体制でやらせて」と不満隠さず
























あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
コメントを読んで投稿する
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 2023年F1日本GP、チケット販売開始日が5月8日に決定。スケジュール等詳細は3月下旬にアナウンス
次の記事 F1分析バーレーンテスト初日編|レッドブル、今季も盤石か? 圧倒的なフェルスタッペンのロングランペース。一方でフェラーリには心配な兆候
Top Comments
コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?
View More & Comment

More from
Jonathan Noble

大きく前進を果たせなければ、F1タイトル5連覇は目指せない……フェルスタッペン、レッドブルに警鐘鳴らす
F1
F1 2024/12/29
大きく前進を果たせなければ、F1タイトル5連覇は目指せない……フェルスタッペン、レッドブルに警鐘鳴らす

ハミルトンのメルセデスF1最終年度での苦戦、その原因は? エンジニアリング統括が明かす
F1
F1 2024/12/27
ハミルトンのメルセデスF1最終年度での苦戦、その原因は? エンジニアリング統括が明かす

僕にできることはある……ボッタス、“最悪のシナリオ”でF1シート喪失も闘志は消えず。酒の勢いで始めたおバカ挑戦で再認識
F1
F1 2024/12/25
僕にできることはある……ボッタス、“最悪のシナリオ”でF1シート喪失も闘志は消えず。酒の勢いで始めたおバカ挑戦で再認識

More from
メルセデス

アントネッリの”悪癖”にウルフ代表もハラハラ「白線が見えていないみたいだから、お尻の下に枕でも挟もうか」
F1
F1
シンガポールGP
1 日前
アントネッリの”悪癖”にウルフ代表もハラハラ「白線が見えていないみたいだから、お尻の下に枕でも挟もうか」

アップデートで明暗。レッドブルはメルセデスを超えたのか? ラッセル「今はレッドブルが倒すべきチーム」
F1
F1
シンガポールGP
1 日前
アップデートで明暗。レッドブルはメルセデスを超えたのか? ラッセル「今はレッドブルが倒すべきチーム」

メルセデスのウルフ代表、連勝レッドブル&フェルスタッペン賞賛「脱帽するしかない」自チームはアップデートで悩みも
F1
F1
シンガポールGP
2 日前
メルセデスのウルフ代表、連勝レッドブル&フェルスタッペン賞賛「脱帽するしかない」自チームはアップデートで悩みも
最新ニュース

多種多様なGT300クラスで、公正なタイヤ供給という難題。来季ワンメイクサプライヤーのダンロップに聞く「考え方はシンプルです」
スーパーGT
SGT スーパーGT 9 時間前
多種多様なGT300クラスで、公正なタイヤ供給という難題。来季ワンメイクサプライヤーのダンロップに聞く「考え方はシンプルです」

優勝争いの7月から一転、10月富士では大苦戦。悩める牧野任祐「グリップ感が全くない。何が起きていたのか分からない」
スーパーフォーミュラ
SF スーパーフォーミュラ
第9戦・第10戦富士
10 時間前
優勝争いの7月から一転、10月富士では大苦戦。悩める牧野任祐「グリップ感が全くない。何が起きていたのか分からない」

ピアストリ「タイヤのパンクが、結果的に助けになった」シンガポールはハミルトン抜き5位
F1
F1 F1
シンガポールGP
11 時間前
ピアストリ「タイヤのパンクが、結果的に助けになった」シンガポールはハミルトン抜き5位

MotoGPライダー、ファンイベント欠席のペナルティに反発強める。ポイント剥奪などは「やりすぎ」
MotoGP
MGP MotoGP
インドネシアGP
12 時間前
MotoGPライダー、ファンイベント欠席のペナルティに反発強める。ポイント剥奪などは「やりすぎ」
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録