F1 マイアミGP
アップデート予定のメルセデス、”真の力”開放はまだ先? 「試行錯誤の期間必要」と代表
メルセデスF1はマイアミGPでポーパシング対策のアップデートを予定している。しかしチームはまだ”トライ・アンド・エラー”の段階であり、秘めたパフォーマンスを開放するまでは時間が必要そうだ。

Jonathan Noble
編集: 2022/05/06 17:31
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

F1の2022年シーズンは大きくマシン規定が変更された。そして、新型マシンでメルセデスが苦戦を強いられている。彼らは第5戦マイアミGPでアップデートを予定しているが、まだ真価を発揮するには時間がかかるようだ。
メルセデスは今シーズン、”ゼロポッド”とも呼ばれるサイドポンツーンのコンセプトを導入し周囲を驚かせた。ただ、今シーズンは多くのチームがマシンが上下動してしまうポーパシング問題に直面。メルセデスは参戦チームの中でも特に苦しめられている。
ポーパシング解消のため、チームはマシンの車高を上げることを迫られたが、その解決方法はダウンフォースを失うことへと直結してしまう。そうして、メルセデスはパフォーマンスに苦しむことになった。
チーム代表のトト・ウルフは、エミリア・ロマーニャGP後の作業によって、チームはどの領域に力を注ぐべきかの答えを得られたと語った。ただ、マイアミGPで予定しているアップデートは”ブレイクスルー”ではないと、高まりつつある期待を牽制した。
ウルフ代表は風洞実験ではポーパシング現象を検証できないため、実際にレースウイーク中に実験することが、理解を深める唯一の方法だと語っている。
「我々はポーパシングを修正するだけではなく、解決策を見つけようとしていると思う」と、ウルフ代表は言う。
「フロアを補強し剛性を上げることはできる。それでダウンフォースを失ってしまうが、少なくともマシンをより安定させることは可能だ。しかしそれは我々の目指す方向ではない」
「残念ながらテストが行なわれていないため、毎回のレースウイークはちょっとしたライブ実験になっている。サーキットで見られるポーパシングは、風洞では再現できないんだ。そのため、往年のように『実際はどうなんだ?』と、ちょっとしたトライアンドエラーになる」
「我々はただリフトアップしたり、フロアを補強したりすることによってダウンフォースの長所を失うのではなく、長期的に問題を解決できると考えられるいくつかの方向を検討している」
「今週末は方向を見いだせると考えたところで、クルマの微調整を行うことになるだろう。ただクルマのパフォーマンスについては、1回のレースウイークで開放できるとは思っていない」
Read Also:
- ハミルトンにとってメルセデスW13は”経験上最悪”のマシン?「でも、僕らを強くしてくれるはず」
- メルセデス、”NFTアートコラボ”の特別デザインリヤウイングを公開。NFT落札者に実物プレゼント
- これがF1の”新常識”? 街をF1一色に染めるマイアミGPが「ゲームチェンジャー」となる理由
- 様々な要素が散りばめられた魅惑のF1マイアミGP。アップデートの効果は?|DAZN F1マイアミGP配信スケジュール
- 軽量化競争、極まる。ウイリアムズ、塗装“全剥がし”検討「速くなればスポンサーの利益になるだろう?」
あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
コメントを読んで投稿する
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 角田裕毅、F1マイアミGPサーキット攻略のカギは”ニセ”マリーナコーナー!「ここで大きなタイム差が出る」
次の記事 マイアミGP、F1マシン初走行を前にコースのダメージを修復
Top Comments
コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?
View More & Comment

More from
Jonathan Noble

大きく前進を果たせなければ、F1タイトル5連覇は目指せない……フェルスタッペン、レッドブルに警鐘鳴らす
F1
F1 2024/12/29
大きく前進を果たせなければ、F1タイトル5連覇は目指せない……フェルスタッペン、レッドブルに警鐘鳴らす

ハミルトンのメルセデスF1最終年度での苦戦、その原因は? エンジニアリング統括が明かす
F1
F1 2024/12/27
ハミルトンのメルセデスF1最終年度での苦戦、その原因は? エンジニアリング統括が明かす

僕にできることはある……ボッタス、“最悪のシナリオ”でF1シート喪失も闘志は消えず。酒の勢いで始めたおバカ挑戦で再認識
F1
F1 2024/12/25
僕にできることはある……ボッタス、“最悪のシナリオ”でF1シート喪失も闘志は消えず。酒の勢いで始めたおバカ挑戦で再認識

More from
メルセデス

ラッセル痛恨……シンガポールGPグリッド降格決定で逆転タイトルに暗雲。ウルフ代表認める「残念だが」
F1
F1
バーレーンGP
12 時間前
ラッセル痛恨……シンガポールGPグリッド降格決定で逆転タイトルに暗雲。ウルフ代表認める「残念だが」

前戦PUトラブルのラッセル、シンガポールGPでグリッド降格ペナルティの見込み。アントネッリとの点差が離れる中、さらなる痛手
F1
F1
バーレーンGP
19 時間前
前戦PUトラブルのラッセル、シンガポールGPでグリッド降格ペナルティの見込み。アントネッリとの点差が離れる中、さらなる痛手

冷却ベスト開発にリソースを割きたくないF1チーム……その現状にラッセルが問題提起。一方不要派フェルスタッペンは一蹴「騒ぎすぎ。サウナ行こ!」
F1
F1
バーレーンGP
1 日前
冷却ベスト開発にリソースを割きたくないF1チーム……その現状にラッセルが問題提起。一方不要派フェルスタッペンは一蹴「騒ぎすぎ。サウナ行こ!」
最新ニュース

キャデラックF1、それでいいのか? 「F1を制するのが目標なら、アメリカ拠点は最適ではない」元F1チーム代表から厳しい声
F1
F1 F1
アゼルバイジャンGP
9 分前
キャデラックF1、それでいいのか? 「F1を制するのが目標なら、アメリカ拠点は最適ではない」元F1チーム代表から厳しい声

好調だったはずのマクラーレンはなぜ4番手チームに成り下がったのか。「状況が一変した。データに異常もないのに」とステラ代表
F1
F1 F1
バーレーンGP
11 時間前
好調だったはずのマクラーレンはなぜ4番手チームに成り下がったのか。「状況が一変した。データに異常もないのに」とステラ代表

ラッセル痛恨……シンガポールGPグリッド降格決定で逆転タイトルに暗雲。ウルフ代表認める「残念だが」
F1
F1 F1
バーレーンGP
12 時間前
ラッセル痛恨……シンガポールGPグリッド降格決定で逆転タイトルに暗雲。ウルフ代表認める「残念だが」

日本から世界に挑戦……宮田莉朋、中村仁の2026年の評価をトヨタ加地ディレクターに訊く
F1
F1 F1 13 時間前
日本から世界に挑戦……宮田莉朋、中村仁の2026年の評価をトヨタ加地ディレクターに訊く
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録