初開催迫るF1マイアミGP、会場準備は”ほぼ”完了。「初のレースウィークが待ちきれない」とCEO
5月8日の開催まで約3週間となったF1マイアミGP。初開催に向けた準備が進められているが、95%が完了しており、余裕をもってグランプリに臨めるようだ。
写真:: Charles Bradley
F1は今年5月6~8日に、マイアミGPが初開催となる。舞台となるNFLのマイアミ・ドルフィンズの本拠地であるハードロック・スタジアムの周りを周回する、約5.4kmの反時計回りのサーキットは、開催約3週間前の段階で準備はほぼ完了しているようだ。
F1はこれまでサーキット・オブ・ジ・アメリカズでアメリカGPを開催してきたが、今年から新たにマイアミGPを開催。同国でのF1人気は年々成長を続けており、2023年にはラスベガスGPも開催予定だ。
そんな米国でのふたつめグランプリとなるマイアミGPだが、CEOを務めるリチャード・クリーガンは、会場の準備に関して次のように完了しつつあると語った。
Miami track overview
Photo by: Charles Bradley
「マイアミで初めてF1レースを開催するこの素晴らしいサーキットは、現在最終段階に入っている」
「これまでの進捗には満足している。このサーキットをタイトなタイムラインのなかで完成させるために、F1やFIAと一緒になって、ここマイアミのチームが多大な努力を払ってきた」
「我々はドライバーがレースをするのが大好きになるコースと、そしてユニークで最高峰のファン体験を提供する会場を作ろうとしてきた。5月に初のレースウィークを迎えるのが待ちきれない」
サーキット設営の作業は2021年の4月に開始、ピットビルディングやレースコントロールなどを含む恒久的な施設も現在完成に近づいている。バリアの設置は2月に開始され、最終的なアスファルトの敷設は3月と、FIAの締切よりも早く完了している。
残る数週間の最後の焦点は、会場周辺の仮設スタンドなどの準備と、ランオフエリアの”マイアミ・ブルー”の塗装へと移っている。
「サーキットのデザインや品質、どの面をとっても妥協は存在しない」と、クリーガンCEOはいう。
「これまで、新しいサーキットにおける仕事に携わってきた経験のある私でも、マイアミほど路面の完成度に力を入れているところは見たことがない」
「全てが設計通りであり、建設にかかわる全ての人たちが素晴らしい仕事をしてくれている」
マイアミGPに関して、コース設計を担当したイギリスのエイペックス・サーキット・デザインは、激しいレースが繰り広げられることを念頭に置き、コースレイアウトを設計したと述べている。
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