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早くも新旧王者対決? ジョアン・ミル、予選で“コバンザメ”のマルケスを批判「危険な行為だ」

スズキのジョアン・ミルはMotoGP第3戦ポルトガルGPの予選でマルク・マルケスが自身の後方すぐそばを付け回す戦略を採ったことは「危険だった」と批判した。

Joan Mir, Team Suzuki MotoGP

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 MotoGP第3戦ポルトガルGPでは9ヵ月ぶりにマルク・マルケスが復帰を果たしたが、ジョアン・ミル(スズキ)は彼の予選戦略を厳しく批判している。

 ミルとマルケスはFP3までの総合タイムでトップ10に入ることができず、予選はQ1出走組となった。そしてその予選Q1前半では、マルケスがミルの直後にピタリと張り付いてアタックに入る、というシーンが見られた。

 当初はマルケスが先行していたものの、彼はスローペースだったため、ミルがそれを追い抜いて前に出ると、今度はマルケスがピタリと追いかける形になったのだ。

 この行為について、ミルは危険なものだと批判を展開しており、Moto3クラスだったならペナルティを受ける行為だと語った。

「マルクがこういった行為をするのは知っている。今日彼は僕を追いかけていたけど、他の人を追いかけるときもある。彼は予選で後ろのポジションを取り、こうした駆け引きをするのが好きなんだ」

 ミルはそう語る。

「Moto3でなら彼はペナルティをくらっていたはずだ。そういう行為なんだ。でも僕は自分の道を進むだけで、そういったことをされてもナーバスになったりはしない。100%の全力を出すだけだ」

「だけどもし駆け引きに乗っていたら、彼は前に出ていったり、ラインをカットしたり、後ろに行ったりしていただろう」

「彼はゆっくりとしたスタートで僕のラップを1周ムダにさせた。そのあとは僕の後ろについてアドバンテージを得ていたけど、これはMoto3ではペナルティになるよ。Moto2でも恐らくそうだろう。でもMotoGPではまだそうじゃないみたいだ」

 ミルはマルケスに対してMoto3などと同じようにペナルティを科すべきだ、とまでは考えていないと話す。しかし一般的にはペナルティを受ける行為であると指摘し、暗に繰り返さないように訴えていた。

「彼がペナルティを受けるべきだ、とは思わない。だけどこの種の行為はMoto3クラスだけじゃなく、MotoGPでも危険な行為なんだ」

「結局、彼は遅く走ったことで、僕のアタックラップを1周ムダにした。こういった行為には罰があっていいと思う」

「この事についてあまり考えすぎたくはない。僕は僕のすべきことをした。それだけだ」

 

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