速報ニュース
MotoGP
MotoGP無線システムのテスト結果は反応上々も、“ノイズ”が大きな問題か?
MotoGPはミサノテストにおいて無線警告システムの試験を行なったが、各ライダーからは様々な感想が寄せられた。

Lewis Duncan
公開日時: 2020/09/17 23:14
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

MotoGP第7戦サンマリノGPのレースウィーク中、レプソル・ホンダのステファン・ブラドルはプロモーターのドルナ・スポーツからの要望で、マーシャルのフラッグに従った警告メッセージを伝達する無線システムのテストを行なった。
Read Also:
フラッグの視認性や、ダッシュボードのレッドフラッグのメッセージの遅延という問題は、8月のオーストリアGPでのクラッシュによって懸念事項として浮上してきた。そしてライダーたちはセーフティコミッションで前述のシステムを試験することに同意した。
現時点ではこの無線システムは安全性向上のみを目的として使用されており、事前に録音された音声がイヤホンを通してライダーに届けられる形で、15日のミサノテストではブラドル以外のライダーによるテストが行なわれた。
今回の無線システムのテストについて、ドルナのカルメロ・エスペレータCEOは次のようにコメントしている。
「これは非常に予備的なテストに過ぎず、全体として2つの事柄を試験している。ひとつはライダーがイヤホンからメッセージを聞き取ることができるのかを知ること。そしてふたつめはコーナー中盤やより集中した状況でそうしたメッセージを受信したことで気を取られるかを確認することだ」
「どちらのケースでも、我々が話し合ったライダーからは結果は良い結果だった。そのため、我々はこのテスト初日には満足している」
ミサノテスト後にメディアの取材に答えた大部分のライダーは、この無線システムに対しポジティブであると感じていた。ただイヤホンが激しい風切り音を打ち消しておらず、エンジン音によって音声が聞きづらい点について多くのライダーが懸念を示していた。
ドゥカティのアンドレア・ドヴィツィオーゾは、そう指摘するライダーのひとりであったが、メッセージは明確に伝わっていたと言う。
「僕らはこのシステムを試したけど、良いね。サウンドはクリアで彼らが言っていることを聞き取れた。残念だけど、パーツは取り替えなくちゃいけない。耳栓をしていないみたいだったからね。風切り音はかなり大きいし、エンジン音はあまり聞こえないんだ」
またスズキのジョアン・ミルはこう語っている。
「最初の出走で試したよ。まだ作業を続けていく必要があるだろうね。このプロジェクトは本当に始まったばかりで、何もかもが改善が必要だ。でも、どうなるか見てみよう。作業を続ければ、可能性があるかもしれない」
「普段僕らが使っている耳栓は(ノイズを)キャンセルするためのものだ。ほとんど外の音が聞こえないようになるんだけど、これ(イヤホン)だともっと聞こえそうだ。ライダーによってはそれが問題にもなるだろう」
一方KTMのポル・エスパルガロはかなり不満げだ。バイクに乗っている際、外部からのノイズが酷く、テストを止めざるを得なかったという。
「残念ながら、それは素晴らしいものではなかった」と、エスパルガロは言う。
「耳に届くメッセージは訊くことができたし、彼らが何を伝えたがっているのか理解できた。それは良い。でも問題はノイズキャンセリングの方だ。普段僕らが使っている耳栓はノイズを減らしてくれるけど、これはあまりにもうるさくて、乗っていられなかった」
「コースへ出たけど、あまりにもうるさくてピットへ戻る必要があった。だから改善が必要だね」
なおエスペレータCEOもシステムを導入する前にそうした問題を解決する必要があると認めており、ライダーからのフィードバックを待つことになるだろうと語った。
「明らかに、我々はこの新たなシステムにおいて改善すべき点がある」
「今は、ライダー側に耳を傾け、ケーブルの有無やツナギの受信装置のサイズ、イヤホンのサイズ、バイクのノイズをどの程度キャンセルできるのかといった今後の要望を確認するだけだ」
Read Also:
- ドゥカティ復帰は実現寸前だった……ホルヘ・ロレンソ、独占インタビューに語る
- ドヴィツィオーゾ、来季はテストライダーの可能性も? ロッシ&リンス“ラブコール”
- PPが一転6位。繰り返される問題にビニャーレス意気消沈「これ以上何ができるんだ」
- 「アカデミーを作ろうなんて思ったやつは誰だ!」ロッシ、教え子に敗れるも満足
あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
コメントを読んで投稿する
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 ドゥカティ復帰は実現寸前だった……ホルヘ・ロレンソ、独占インタビューに語る
次の記事 「2020年型にネガティブな部分はない」中上貴晶、ミサノテストでの所感
Top Comments
コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?
View More & Comment

More from
Lewis Duncan

ジョアン・ミル「パフォーマンス面で今年一番難しい日だった」ドイツGP初日全く良いトコなし
MotoGP
MotoGP
ドイツGP
2024/07/06
ジョアン・ミル「パフォーマンス面で今年一番難しい日だった」ドイツGP初日全く良いトコなし

転倒続出ドイツGP、要因は特異なレイアウトとタイヤ・気温。「すぐフロントタイヤの温度が下がってしまう」
MotoGP
MotoGP
ドイツGP
2024/07/06
転倒続出ドイツGP、要因は特異なレイアウトとタイヤ・気温。「すぐフロントタイヤの温度が下がってしまう」

クアルタラロ、来季プラマック・ヤマハのライダーにディ・ジャンアントニオをプッシュ「彼のようなライダーが必要」
MotoGP
MotoGP
ドイツGP
2024/07/06
クアルタラロ、来季プラマック・ヤマハのライダーにディ・ジャンアントニオをプッシュ「彼のようなライダーが必要」
最新ニュース

平川亮、ハースF1のシート逃し落胆も諦めず。WECで実力をいかんなく発揮「これからも努力を続けて、自分に何ができるのかを見ていきたい」
WEC
WEC WEC
Barcelona
5 時間前
平川亮、ハースF1のシート逃し落胆も諦めず。WECで実力をいかんなく発揮「これからも努力を続けて、自分に何ができるのかを見ていきたい」

一体どこから来た!? “ほぼ最後尾”28番手から2位表彰台! 360号車RUNUPはいかにして特大ジャンプアップに成功したか
スーパーGT
SGT スーパーGT
第7戦:オートポリス
7 時間前
一体どこから来た!? “ほぼ最後尾”28番手から2位表彰台! 360号車RUNUPはいかにして特大ジャンプアップに成功したか

WSBK転向のモルビデリ……新天地での復活を期す「ドゥカティの信頼に感謝」ミシュランタイヤ経験が大きな武器に?
MotoGP
MGP MotoGP
日本GP
8 時間前
WSBK転向のモルビデリ……新天地での復活を期す「ドゥカティの信頼に感謝」ミシュランタイヤ経験が大きな武器に?

優勝STANLEY以外は厳しい結果に終わったホンダ勢。2回目のSCに泣いた16号車ARTA、複数のトラブルに見舞われた17号車Astemo
スーパーGT
SGT スーパーGT
第7戦:オートポリス
12 時間前
優勝STANLEY以外は厳しい結果に終わったホンダ勢。2回目のSCに泣いた16号車ARTA、複数のトラブルに見舞われた17号車Astemo
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録