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予選レポート

Moto3カタルニア予選:日本勢苦戦気味、最上位は8番手鳥羽。PPはアルボリーノ

MotoGP第9戦カタルニアGPのMoto3クラス予選が行なわれ、トニー・アルボリーノ(Rivacold Snipers Team)がポールポジションを獲得した。

Kaito Toba, Red Bull KTM Ajo

Kaito Toba, Red Bull KTM Ajo

Gold and Goose / Motorsport Images

 MotoGP第9戦カタルニアGPのMoto3クラス予選が行なわれ、トニー・アルボリーノ(Rivacold Snipers Team)がトップタイムを記録し、ポールポジションを獲得した。

 日本勢が計6名参戦するMoto3クラスだが、前戦エミリア・ロマーニャGPで左手首骨折を負ってしまった鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)が、今回は欠場となっている。

 Q2に直接進出したのは鳥羽海渡(Red Bull KTM Ajo)、佐々木歩夢(Red Bull KTM Tech 3)。Q1からの出走は小椋藍(Honda Team Asia)、國井勇輝(Honda Team Asia)、山中琉聖(Estrella Galicia 0,0)の3名だ。

 今戦は初日から低温なコンディションが続いており、予選Q1開始時になっても気温は18℃、路面温度は22℃と涼しいものだった。

 4分ほどが経過してから、小椋らはコースイン。しかしコース上では有力ライダーの後ろにつこうとするポジション取りの争いが激しく、一度ピットに入りタイミングをはかるライダーが多々見られた。

 セッション折返しの段階では、5名しかタイムを記録していない状況だった。小椋もタイムを計測しないままピットへ戻っている。

 残り5分、一斉にライダーがコースイン。ウォームアップを挟んで2周ほどのアタックへ向かった。

 一斉にタイムが更新されていく中、トップに立ったのはアロンソ・ロペス(Sterilgarda Max Racing Team)。そこにニッコロ・アントネッリ(SIC58 Squadra Corse)、ジョン・マクフィー(Petronas Sprinta Racing)、アルベルト・アレナス(Gaviota Aspar Team Moto3)らが続き、彼ら4名がQ2に駒を進めた。小椋は10番手、山中は12番手、國井は15番手に留まった。

 続くQ2ではあまり待つこと無く、大多数のライダーが一斉にコースインしていった。

 序盤のアタックではラウル・フェルナンデス(Red Bull KTM Ajo)が1分48秒611をマークしてトップタイムとした。セッション中盤にはトニー・アルボリーノが1分48秒566を記録し、トップタイムを更新した。

 残り時間が5分を切ると、各ライダーは2度目のアタックに出走。まずは単独で走るフェルナンデスがタイムを縮め、1分48秒380をマークして再びトップへと躍り出た。

 ただその後のラストアタックでは最速ペースを刻むライダーが続出。アルボリーノが1分47秒762を叩き出してトップタイムを更新。ポールポジションを獲得した。

 一方それ以外のライダーは最終セクターでタイムを縮めることができず、2番手にフェルナンデス、3番手にガブリエル・ロドリゴ(Kommerling Gresini Moto3)という並びとなった。

 日本勢は鳥羽が8番手、佐々木が18番手タイムとなった。

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順位 ライダー 周回数 タイム 前車との差 平均速度
1 Italy トニー アルボリーノ 6 1'47.762     157.914
2 Spain ラウル フェルナンデス 6 1'48.380 0.618 0.618 157.014
3 Argentina カブリエル ロドリゴ 6 1'48.380 0.618 0.000 157.014
4 Spain Albert Arenas 6 1'48.390 0.628 0.010 156.999
5 Spain ジャウマ マシア 6 1'48.490 0.728 0.100 156.855
6 Italy ニッコロ アントネッリ 6 1'48.594 0.832 0.104 156.704
7 Czech Republic フィリップ サラック 6 1'48.704 0.942 0.110 156.546
8 Japan 鳥羽 海渡 7 1'48.729 0.967 0.025 156.510
9 South Africa ダレン ビンダー 7 1'48.788 1.026 0.059 156.425
10 Spain Sergio Garcia 7 1'48.824 1.062 0.036 156.373

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