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MotoGPドイツ予選:負傷の中上貴晶、“サムライ魂”で10番手。マルケスがPP

MotoGPドイツGP予選が行われ、マルク・マルケスがポールポジションを獲得した。またLCRホンダの中上貴晶は10番手タイムとなった。

中上貴晶(LCRホンダ)Nakagami Takaaki

写真:: Team LCR

 MotoGP第9戦ドイツGPの予選が行われ、レプソル・ホンダのマルク・マルケスがポールポジションを獲得した。

 MotoGPクラスの予選は気温27℃、路面温度42℃のコンディションでスタートを迎えた。

Q1:中上貴晶、渾身の走りでQ2進出!

 Q1出走のライダーにはバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)といった実力者も含まれており、同じくQ1組の中上貴晶(LCRホンダ)もその中からQ2進出を狙うことになった。

 ただ、中上は直前のFP4でマシンを降りた際に松葉杖を使用するなど、前戦オランダGPでの大クラッシュの影響が身体に出ていることが見てとれた。

 Q1がスタートすると各ライダーが続々とコースへ出ていき、中上も少し遅めにコースインしていった。

 最初のアタックではアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)が1分21秒789でトップにつけるが、そこをロッシが1分21秒595で上回った。3番手にはヨハン・ザルコ(KTM)が続いた。

 その後、アレイシが1分21秒380までタイムを縮めて再びトップに浮上。が、ここでもまたロッシがそれを超える1分21秒341でトップタイムとした。

 中上はアタックに入ると4番手に食い込む走りを見せる。またドヴィツィオーゾはコース逸脱でアタックを中断したこともあり、セッション折り返し時点では6番手に留まった。

 そのドヴィツィオーゾは一度ピットインしてタイヤを交換すると、すぐさまコースへ戻っていった。そのまま2度目のアタックに入ると、1分21秒105をマークする走りで一気にトップへと躍り出た。

 だが、残り3分を切るとロッシが1分30秒933を記録。ドヴィツィオーゾを上回りトップを奪還した。しかしその直後、ロッシはターン1でクラッシュ。幸い、大きな怪我はなくマシンを再始動してコースへと戻った。

 チェッカー後のラストアタックでは、中上が魅せた。1分21秒102をマークし、ドヴィツィオーゾを僅か0.003秒差で蹴落として2番手。最終的にロッシと中上がQ2に駒を進めた。この走りに、ピットも歓喜。杖をつく中上を拍手で迎え入れた。

Q2:マルケス、レコード更新の走りでポールポジション獲得!

 続くQ2、各ライダーが続々とコースインする中、Q1で転倒したロッシも遅れること無くコースインした。一方、中上はピットで状況を見守った。

 そして早々にコースインしていたマルケスが1分20秒575をマークしひとまずトップタイムに。そこにアレックス・リンス(スズキ)が1分20秒768で続いた。

 マルケスはコース前半で全体ベストのペースを更新し、連続でタイムを縮めようかという走りを見せるが、そのままピットへ。カーボンが巻かれたシャシーのバイクに乗り換えると、直ぐにコースへと戻った。

 注目のルーキー、ファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハ)は1分20秒779で3番手につけた。

 ドゥカティファクトリーチームではひとりQ2進出となったダニーロ・ペトルッチだが、アタックに入った周の後半セクターで、ペースの遅いジョアン・ミル(スズキ)に引っかかってしまいアタックを中断。ミルに対してマシン上で怒りを露わにしていた。

 残り8分を切った頃、マルケスは更にタイムを更新。1分20秒215を記録したが、これはカーボンが巻かれたシャシーでのタイムだ。また、ジャック・ミラー(プラマック)が1分20秒690で2番手につけた。

 Q1を渾身の走りで突破した中上は、身体を休めていたのか、セッション残り4分を切るころにようやくコースイン。ワンチャンスにかけた。

 セッションは残り3分、ペトルッチがターン9で大クラッシュを喫してしまった。ペトルッチはなんとか起き上がり、自力でコースを後にした。

 コース上ではクアルタラロが1分20秒453で2番手に浮上。中上もタイムを計測するが、1分23秒233とポジションは上げられず。しかし更にアタックを続け、1分21秒104で10番手にポジションを上げた。

 そしてセッションはチェッカーフラッグが振られ、ラストアタックに。アルミフレームのバイクに戻したマルケスは、1分20秒195と更にタイムを縮めてみせた。クアルタラロもその後ろでアタックをかけたが、マルケスには及ばなかった。

 最終的にポールポジションはザクセンリンクで下位クラス含め9連勝中のマルケス。その強さを遺憾なく見せつけ、レコードタイムの更新のおまけ付きでのポールポジションを獲得した。

 2番手はクアルタラロ。前線に引き続きフロントロウにつけた。3番手に入ったのはマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)だ。

 中上は身体の痛みを押しての走行となったが、予選10番手と健闘した。

【リザルト】MotoGP第9戦ドイツGP 予選結果

順位 ライダー 周回数 タイム 前車との差
1 Spain マルク マルケス 9 1'20.195    
2 France ファビオ クアルタラロ 9 1'20.400 0.205 0.205
3 Spain マーベリック ビニャーレス 10 1'20.406 0.211 0.006
4 Spain アレックス リンス 8 1'20.531 0.336 0.125
5 Australia ジャック ミラー 10 1'20.690 0.495 0.159
6 United Kingdom カル クラッチロー 8 1'20.857 0.662 0.167

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