MotoGPアルガルヴェFP2:クアルタラロ、初日総合首位は王者の貫禄? 中上貴晶は総合9番手
MotoGP第17戦アルガルヴェGPのフリー走行2回目が行なわれた。トップタイムを記録したのはファビオ・クアルタラロだった。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
ポルトガルのアルガルヴェ・サーキットで開催されているMotoGP第17戦アルガルヴェGP。そのフリー走行2回目が行なわれ、ヤマハのファビオ・クアルタラロがトップタイムを記録した。
アルガルヴェGP初日は晴天。FP2も雲ひとつ無い青空のもと、気温20℃、路面温度29℃のコンディションで開始された。
このサーキットでのグランプリ開催は、今シーズン2度目。新型コロナウイルスのパンデミックによるカレンダー再編の影響によるものだ。
FP1では前戦エミリア・ロマーニャGPで今シーズンのチャンピオンに輝いたクアルタラロがトップタイムをマーク。王者らしい滑り出しを見せた。
午後になり気温・路温共に上昇したが、走り出しからしばらくは、FP1で記録したタイムがあまり更新されない展開。そんな中でも、LCRホンダの中上貴晶やアレックス・マルケス、ポル・エスパルガロ(レプソル・ホンダ)といった、ホンダ勢が自己ベストを更新していった。
クアルタラロはFP2でもセッションをリード。ただタイム面ではFP1で記録した1分40秒192を上回らないペースだった。セッションは転倒なども無い穏やかな進行で後半へと入っていった。
セッション残り15分頃から徐々に自己ベストや、トップタイムを更新しようかというセクタータイムを記録しはじめるライダーが増加。クアルタラロもFP1でマークした自己ベストを僅かながら更新した。
クアルタラロとタイトルを争ったフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)も、このタイミングでタイムを縮めて、トップタイムを更新する1分40秒007をマークした。
終盤5分で各ライダーが本格的なタイムアタックに入ると、ジョアン・ミル(スズキ)が一気にタイムを縮めて1分39秒680をマーク。しかしその後さらにクアルタラロが1分39秒390でそれを上回った。
その後はジャック・ミラー(ドゥカティ)やミル、バニャイヤなどが最後に自己ベストを更新しようかというタイムを刻んでいたが、クアルタラロのタイムには届かず。FP2はFP1から引き続き、クアルタラロがトップタイムとなった。
2番手はバニャイヤ、3番手はミラーとドゥカティ勢が並んだ。なお全ライダーがFP2で自己ベストを更新。初日の総合タイムは、FP2の結果と同一となっている。
中上貴晶はこのセッションで、大部分をトップ10圏内で過ごした。終盤のアタックでも1分40秒122の自己ベストを刻み、総合9番手で初日を終えた。
順位 | ライダー | 周回数 | タイム | 差 | 前車との差 | 平均速度 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ファビオ クアルタラロ | 21 | 1'39.390 | 166.326 | ||
2 | フランチェスコ バニャイヤ | 18 | 1'39.522 | 0.132 | 0.132 | 166.105 |
3 | ジャック ミラー | 20 | 1'39.611 | 0.221 | 0.089 | 165.957 |
4 | ジョアン ミル | 20 | 1'39.680 | 0.290 | 0.069 | 165.842 |
5 | ポル エスパルガロ | 20 | 1'39.792 | 0.402 | 0.112 | 165.656 |
6 | ヨハン ザルコ | 17 | 1'39.889 | 0.499 | 0.097 | 165.495 |
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