中上貴晶、初日はホンダ勢トップ6番手。「ポジティブな1日。フィジカル面も問題ない」
LCRホンダの中上貴晶は、MotoGP第4戦スペインGP初日を6番手で終了。彼は初日の作業の中で、旧型と新型シャシーの比較を行なっていた。
Takaaki Nakagami, Team LCR Honda
Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP第4戦スペインGPが、ヘレス・サーキットで開幕。LCRホンダの中上貴晶は初日を総合6番手タイムという好位置で終えたが、前戦ポルトガルGPで痛めた鎖骨も大きな問題とはなっていないようだ。
中上は前戦ポルトガルGPでは、ホームストレートで速度の乗った状況から転倒。骨折こそ無かったものの、鎖骨を痛めてしまい予選をキャンセルする状態だった。ただ決勝で彼は痛みを堪えながらも力強い走りを見せて10位入賞を記録した。
それから2週間。中上は初日から6番手タイムを記録し、鎖骨を痛めた影響を感じさせない走りを見せた。彼もその影響がゼロではないものの、肉体的な状況は良いと認めた。
「まず最初に、フィジカル面の状況は良いです」
「多少パワーを欠いているとは感じますが、問題ありません。動きも安定性も今週末は問題ないですね」
スペインGP初日、中上は2020年型と2021年型のシャシー比較に忙しく過ごしていた。曰く2020年型によりポテンシャルを感じているようだ。
「今日はシャシーの新旧をテストしていましたが、ファーストインプレッションとしては旧型のほうがよりポテンシャルを感じられました」
「まだFP2を終えただけですので、もっとデータを確認しなければいけませんが、旧型ではかなりの一貫性がありました。ミディアムタイヤで1分37秒台を記録できましたし、そこは良さそうです。またこのバイクを楽しみ始める事ができています」
「ヘレスは僕の大好きなトラックのひとつですし、今日はポジティブな1日でした。6番手というのも今シーズンは見なかった位置ですから」
「トップ10以内に入っているのは良いことです。もちろんFP3では改善すべきステップもあります。ただ僕らも狂ったようにプッシュしていたわけではないので、改善の余地はあります。ラップタイムは一貫性がありますし、バイクのフィーリングも良い。正しい方向を向いていると思います」
なお中上は2日目以降の使用シャシーについては、夜間に行なうHRCやチームとのミーティングで決定していきたいとした上で、現時点ではどちらかは明確になっていないと説明していた。
中上は今シーズン行なわれた3戦で、Q2へ直接進出ができていない。今回は初日から好調ぶりを見せているが、彼もQ2進出が目標だと認めている。
Additional reporting from Gerald Dirnbeck
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