Jack Miller, Ducati Team
Gold and Goose / Motorsport Images
フランスのブガッティ・サーキットでMotoGP第5戦フランスGPのフリー走行1回目が行なわれた。トップタイムをマークしたのはドゥカティのジャック・ミラーだった。
フランスGPの週末は雨予報となっており、実際にMotoGPのFP1は路面が濡れた状態でスタートした。ただ既に雨は上がって日が差し込んでいたため、徐々に走行ラインが乾いていく……という難しい状況でセッションは進むことになった。
ミラーは1分38秒007のトップタイムを記録し、2番手以下に1.5秒近い差をつけた。彼はセッションが進むにつれて乾く路面に対し、終盤にスリックタイヤでのアタックを実行。残り5分ごろに前述のタイムをマークしてトップに躍り出た。
2番手タイム(1分39秒488)はプラマックのヨハン・ザルコ。フランスGPは彼にとっての母国戦となるが、セッション序盤から終始タイムシートの上位につけていた。
3番手(1分40秒069)はスズキのジョアン・ミル。なおスズキはチームメイトのアレックス・リンスにトラブルが発生。セッション序盤にマシンが失速してしまい、一度走行中断を強いられてしまった。そのリンスは最終的に9番手タイムを記録している。
4番手と5番手にはレプソル・ホンダのポル・エスパルガロとマルク・マルケスが続いた。怪我から復帰して3レース目となるマルケスだが、フィジカル面でまだ万全ではないため、雨のコンディションは負荷が減ると歓迎する姿勢を示していた。
弟のアレックス・マルケス(LCRホンダ)はセッション残り6分の終盤にクラッシュ。今シーズンは転倒が多くなっているが、最後はなんとか11番手タイムを記録した。なおチームメイトの中上貴晶は15番手タイムだ。
またFP1では全体的にヤマハ勢が低調な結果に。マーベリック・ビニャーレスの12番手が最上位となり、母国戦のファビオ・クアルタラロは16番手と沈んでいる。なおビニャーレスはセッション終盤にピットロードから出た直後にタイヤが温まっていないためか、ごく低速での転倒を経験している。
順位 | ライダー | 周回数 | タイム | 差 | 前車との差 | 平均速度 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ジャック ミラー | 14 | 1'38.007 | 163.163 | ||
2 | ヨハン ザルコ | 18 | 1'39.488 | 1.481 | 1.481 | 160.734 |
3 | ジョアン ミル | 13 | 1'40.069 | 2.062 | 0.581 | 159.801 |
4 | ポル エスパルガロ | 16 | 1'40.115 | 2.108 | 0.046 | 159.728 |
5 | マルク マルケス | 18 | 1'40.121 | 2.114 | 0.006 | 159.718 |
6 | Lorenzo Savadori | 18 | 1'40.244 | 2.237 | 0.123 | 159.522 |
7 | フランチェスコ バニャイヤ | 22 | 1'40.256 | 2.249 | 0.012 | 159.503 |
8 | ミゲル オリベイラ | 16 | 1'40.582 | 2.575 | 0.326 | 158.986 |
9 | アレックス リンス | 16 | 1'40.679 | 2.672 | 0.097 | 158.833 |
10 | アレイシ エスパルガロ | 14 | 1'41.029 | 3.022 | 0.350 | 158.283 |
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