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バニャイヤ、ついに掴んだ初優勝に喜びひとしお「何度もチャンスを逃してきた……とびきり嬉しい」

ドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤは、これまで何度もMotoGP初優勝を逃してきたことで、アラゴンGPでの初優勝に“とびきりな甘露”が加わえられた語った。

Race winner Francesco Bagnaia, Ducati Team

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 MotoGP第13戦アラゴンGPの決勝レースで、ドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤは6度のMotoGP王者マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)を退けてMotoGP初優勝を達成。これまでの苦労が報われたことで、大きな喜びを感じているようだ。

 バニャイヤは今回、サーキットレコードを更新する速さでポールポジションを獲得。決勝レースでは先頭を譲ること無くハイペースで引っ張り、マルケスと一騎打ちの状態となった。そして何度もオーバーテイクを仕掛けてくるマルケスを退け、バニャイヤは最高峰クラス3年目にして初優勝を達成した。

 これまでバニャイヤは幾度となく勝利する機会を逃してきた。最も勝利に近づいていたのは、2020年のエミリア・ロマーニャGPだろう。このレースでバニャイヤは序盤にトップへ浮上すると、そのまま後続を引き離す好走で、優勝を手にするかと思われた。しかしレース残り7周というタイミングでバニャイヤは転倒。あえなくリタイアでレースを終えた。

 2021年シーズンも、バニャイヤは何度も勝利に近い位置にいた。イタリアGPでは先頭を走りつつもリタイアを喫しており、表彰台も2位を3回、3位を1回とあと一歩の位置に甘んじることが多かった。

 そしてついに今回MotoGPでの優勝を達成したバニャイヤ。彼にチェッカーフラッグを受けた瞬間の気持ちを訊くと、「最初に思ったのは『ああ、これで終わりだ』ということだった」と答えた。

Bagnaia claimed maiden win

Bagnaia claimed maiden win

Photo by: Motorsport Images

「長いレースだった。レース中ずっとサインボードには『マルケスとの差はゼロ』と出ていたし、コンディション的にも今日はとても暑くて、タイヤも劣化していってしまって、長いレースになった」

「ペースは力強いものがあった。僕は競争力があっても、何度も勝利の機会を失ってきた。そのことが今回の勝利に、とびきりスウィートな味を加えてくれた」

「どのライダーにも時間が必要なんだ。僕も1年目は、4位でフィニッシュできたフィリップアイランド戦を除いて、凄く苦労していた。それでも優勝からは12秒差だったけど……。2年目は上手くスタートできたけど、時々、速さがないこともあった」

「そして今年、僕は速かったけど、勝つチャンスがなかったこともある。ポルティマオでは予選中のイエローフラッグがあって、戦うチャンスを失った。ムジェロではミスによってクラッシュしてしまった」

「だからいつも何かが足りなかったんだ。でも今週末は、完璧にできたと思う」

「またこうした週末にしていくのは簡単じゃないだろう。バイクに何も手を入れないっていうのも、信じられないことだからね」

「MotoGPで2年を過ごして、今ファクトリーチームでこうして勝利できたのは、物凄く感動的だ」

 2020年のモーターランド・アラゴンでの2レースは、バニャイヤにとっては非常に苦しい結果だった。両レースで予選は後方に沈み、決勝ではどちらもリタイアに終わっている。

 そうした経緯もあり、今回アラゴンGPでこうした強さを発揮できたことには彼も驚いたという。

「レース終盤、僕の脱出加速の強い場所でマルケスがオーバーテイクを仕掛けてきた時には、リヤグリップが落ちていたようだったから、抜き返すのはそこまで難しくはなかった」

「ターン12で最後に仕掛けられた時は、僕も既にブレーキをハードにかけていて、彼がオーバーテイクしてきても、ワイドに膨らむだろうと確信していた。そして、最終コーナーまではベストなラインを通ろうとしたよ」

「すごく嬉しい。このコースでこうまで強いとは予想していなかったんだ。昨年はとても苦戦していたからね」

「FP1からバイク(のセッティング)には手を触れていないんだけど、全てが完璧だった。今日勝てたのは素晴らしい。本当に嬉しいんだ」

 

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