復活のラリー・ジャパン、新型コロナで中止の危機? コストと物流問題に
motorsport.comの取材によると、WRCは9月のラリー・ニュージーランド及び11月のラリー・ジャパンをコストと物流上のハードルから中止する可能性が高いことがわかった。
Sébastien Loeb and Daniel Elena, Citroën C4, Citroën Total World Rally Team
Citroën Communication
2020年のFIA世界ラリー選手権(WRC)は、新型コロナウイルスのパンデミックを受けて当初予定されていた13ラウンドのうち、3ラウンドのみを実施した段階で中断されている。
今後数ヵ月以内にチャンピオンシップを再開するために、多くの努力が行なわれているが、当初の開催スケジュールからはいくつかのイベントが中止され、ヨーロッパを中心としたチャンピオンシップに再編されることが予想されている。
既にキャンセルされたイベントとしてはラリー・ポルトガル、サファリ・ラリーがある。
そしてmotorsport.comの取材によると、ラリー・ニュージーランド、及びラリー・ジャパンのフライアウェイ戦が中止の危機に直面しているようだ。WRCはコストと物流の観点から、両イベントを中止にする予定だという。
ラリー・ニュージーランドは2012年以来の復活が予定されていたが、参戦するチームは遠く太平洋に位置するこの国に、パンデミック中の渡航を望んでいないと理解されている。
そして日本のケースも似ている。ラリー・ジャパンは2010年以来10年ぶりの復活となる予定で愛知県と岐阜県を舞台に準備が進められてきた。しかしニュージーランドと同じく、フライアウェイ戦であるため物流面での問題が生じる可能性がある。
WRCは5月末までにラリー・ニュージーランドの実現可能性の調査を終える見込みだ。しかし最終戦となる予定だったラリー・ジャパン開催可否の判断期日は明らかとなっていない。
その他にも、WRCは8月に予定されているラリー・フィンランドを9月もしくは10月に延期し、シーズン再開を遅らせる可能性もあるようだ。
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