キャシディ、スーパーGTの終盤2戦の欠場が決定。代役は山下健太が担当
スーパーGTのGT500クラスに参戦中のニック・キャシディだが、来季から参戦するフォーミュラEとの兼ね合いで、SGT終盤2レースを欠場することとなった。
写真:: Masahide Kamio
スーパーGTのGT500クラスに参戦するTGR TEAM KeePer TOM’Sは、第7戦もてぎと最終戦富士でドライバー変更を行なうことを発表。ニック・キャシディが来季から参戦するフォーミュラEのテスト参加にともない終盤2戦を欠場することとなり、山下健太がその代役を務めることとなった。
キャシディは今年も平川亮と組んで#37 KeePer TOM’S GR Supraをドライブ。開幕戦ではGRスープラのデビューウィンを果たした他、コンスタントにポイントを重ね、第6戦鈴鹿を終えた時点でランキング2番手につけていた。
しかし、キャシディはすでに2021年からフォーミュラEにフル参戦することが決まっており、その公式テストと、スーパーGTの終盤2レースの日程が重複していた。
これに伴い、チームはドライバー変更を決断。キャシディはスーパーGTの終盤2レースを欠場することとなり、その代役として開幕戦は#39 DENSO KOBELCO SARD GR Supraをドライブした山下健太を起用することを発表した。
TOM’Sにとってもキャシディの欠場は大きな痛手となり、苦渋の決断だったとのことだが、彼の将来と世界選手権での活躍を鑑みて、フォーミュラEテスト参加を承諾したとのことだ。
なお、キャシディはスーパーフォーミュラにも参戦しており、今季は4戦が残っているが、こちらに関しては日本政府から再入国後の14日間の自主待機が条件付きで免除されるなど状況が緩和傾向にあるため、今のところ同カテゴリーへの参戦に支障はなさそうだ。
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