F1 モナコGP

ノリス、わずか7周で”トラックリミット違反”5秒ペナルティに王手……エンジニアはレース終了まで「超緊張」

マクラーレンのランド・ノリスは、F1モナコGPの決勝レースで、7周目までにトラックリミット違反を2回犯し、タイム加算ペナルティに王手の状態となっていた。そのことにより、チームのエンジニアは、レースをフィニッシュするまで、気が抜けなかったという。

Jonathan Noble

Jonathan Noble

編集: 2021/05/25 18:44

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Lando Norris, McLaren, 3rd position

 F1モナコGPの決勝レースで3位入賞を果たしたマクラーレンのランド・ノリス。しかし彼は、トンネルの直後にあるヌーベルシケインで、レース早々にトラックリミット違反を2回犯してしまい、タイム加算ペナルティを受けるまであと1回と迫ってしまった。そのためチームのエンジニアたちは、レースが終わるまで「とても緊張した」状況が続いたという。

Read Also:

 今回のモナコGPでは、ターン10(ヌーベルシケイン)がトラックリミット違反の対象として設定されていた。レース中、当該のコーナーでコースをはみ出したドライバーは、2回の違反で警告を示す黒白旗が提示され、3回目の違反を犯すと、タイム加算ペナルティを受ける可能性があった。

 ノリスは78周レースの7周目までに、ターン10を2回にわたってはみ出してしまい、早速黒白旗を出され、残りのレース中ずっと、ペナルティを受ける危機に瀕した状態でチェッカーを目指していた。

「最初のエイペックスでミスしてしまい、右に行ってしまった。そしてふたつ目のコーナーをクリアするために左に行った。両方でタイムを失ってしまったんだ」

 そうノリスは語った。

「2回とも、ロックアップしたことによるモノだった。そして7周目くらいまでに、2回コースを外れてしまったと思う。間違いなく、僕のエンジニアはとても緊張していたと思う」

「他の人たちも、とても緊張していただろう。だから、理想的なレース序盤じゃなかった。まだ残りの周回数は多く、しかも2回目のスティントもまだ残っていたからね。もっとプッシュできるようなチャンスがやってきた時、もしまたミスを犯してコースオフしてしまえば、5秒のペナルティを受けることになったはずだ。そうなれば、ペレス(セルジオ・ペレス/レッドブル)が僕の前にいただろう」

 このトラックリミットの問題だけではなく、レース後半に履いたハードタイヤのフィーリングがよくなかったため、かなり苦しいレースだったと語った。

「ドライブするのがとても難しいマシンだった」

 そうノリスは語った。

「すぐにロックアップして、フロントのグリップを失ってしまう状態だった。しかもバンプなどでそれが悪化する。自信を持ってドライブできなかった。セルジオのタイヤ戦略、その中でもどの位遅くピットストップを行なったのかということを聞いて、僕はかなり心配になった」

「壁にぶつかることなく、最終コーナーとターン8をうまく抜ければ、彼に抜かれる可能性はほとんどなかった。だから、それほど悪い状況ではなかった」

 ペレスからのプレッシャーを受け始めたノリスは、無線で語りかけるのを止めるように訴えた。

「結局、僕はウィル(ジョセフ/ノリス担当エンジニア)に静かにするように言った。モナコの街中をドライブすること、そして自分がしなければいけないことに集中したかったからだ」

「自分のゾーンにいたいだけだ。バリアに接触するのを避け、自信を持ってドライブして走ることに集中したかった。他のことを考える余裕はなかったんだ」

「だから、20秒先に誰かがいると彼が言ったけど、それは僕はあまり気にかけていなかった。ただドライビングに集中したかったんだ。それだけのことだ」

 

Read Also:

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

コメントを読んで投稿する

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 予選赤旗の引き金となったドライバーは、タイム抹消にすべき? メルセデス代表、規則の変更を提案

次の記事 アルピーヌF1、オコンはメルセデスに返さない? 契約延長向け話し合いスタート

Top Comments

コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?

View More & Comment

More from

Jonathan Noble



大きく前進を果たせなければ、F1タイトル5連覇は目指せない……フェルスタッペン、レッドブルに警鐘鳴らす

F1

F1 2024/12/29

大きく前進を果たせなければ、F1タイトル5連覇は目指せない……フェルスタッペン、レッドブルに警鐘鳴らす



ハミルトンのメルセデスF1最終年度での苦戦、その原因は? エンジニアリング統括が明かす

F1

F1 2024/12/27

ハミルトンのメルセデスF1最終年度での苦戦、その原因は? エンジニアリング統括が明かす



僕にできることはある……ボッタス、“最悪のシナリオ”でF1シート喪失も闘志は消えず。酒の勢いで始めたおバカ挑戦で再認識

F1

F1 2024/12/25

僕にできることはある……ボッタス、“最悪のシナリオ”でF1シート喪失も闘志は消えず。酒の勢いで始めたおバカ挑戦で再認識

More from

ランド ノリス



マクラーレン、まだメルセデスPUを扱い切れていないのか。セパンで予選6番手のノリス「どのストレートでもタイムを失っている」

F1

F1

バーレーンGP

2 日前

マクラーレン、まだメルセデスPUを扱い切れていないのか。セパンで予選6番手のノリス「どのストレートでもタイムを失っている」



F1ドライバーにふさわしくないは言い過ぎだった……ノリス、衝突コラピントに謝罪「口にすべきではなかった」

F1

F1

アゼルバイジャンGP

7 日前

F1ドライバーにふさわしくないは言い過ぎだった……ノリス、衝突コラピントに謝罪「口にすべきではなかった」



アルピーヌ、SNSでの誹謗中傷に「容認できない」と声明発表。アゼルバイジャンGPの多重クラッシュでヘイト渦巻く

F1

F1

アゼルバイジャンGP

8 日前

アルピーヌ、SNSでの誹謗中傷に「容認できない」と声明発表。アゼルバイジャンGPの多重クラッシュでヘイト渦巻く

More from

マクラーレン



マクラーレン代表、前代未聞の”ソフトウェアバグ”に理解示す「再発は防ぎたいが、不具合は受け入れるべき」

F1

F1

バーレーンGP

20 時間前

マクラーレン代表、前代未聞の”ソフトウェアバグ”に理解示す「再発は防ぎたいが、不具合は受け入れるべき」



同じPUなのになぜ? メルセデスとマクラーレンのストレートスピードが段違いだった理由

F1

F1

アゼルバイジャンGP

6 日前

同じPUなのになぜ? メルセデスとマクラーレンのストレートスピードが段違いだった理由



留まる所を知らぬF1人気。マクラーレンが売上10億ドル突破? 海外報道される

F1

F1

アゼルバイジャンGP

7 日前

留まる所を知らぬF1人気。マクラーレンが売上10億ドル突破? 海外報道される

最新ニュース



インディカーのスターがF2でランキング19番手。F1目指し悩めるコルトン・ハータ「F1シミュレータもテストも調子が良い。なのにF2は……」

F1

F1 F1

アゼルバイジャンGP

39 分前

インディカーのスターがF2でランキング19番手。F1目指し悩めるコルトン・ハータ「F1シミュレータもテストも調子が良い。なのにF2は……」



復帰戦でポイント獲得ビニャーレス、肩完治を実感「あとはバイクに乗って鍛えられる筋力かな」

MotoGP

MGP MotoGP

日本GP

13 時間前

復帰戦でポイント獲得ビニャーレス、肩完治を実感「あとはバイクに乗って鍛えられる筋力かな」



アストンマーティン・ホンダ、シンガポールで連続入賞なるか? 折原GM「ドライバーが自信を持って攻められるようにすることが重要」

F1

F1 F1 13 時間前

アストンマーティン・ホンダ、シンガポールで連続入賞なるか? 折原GM「ドライバーが自信を持って攻められるようにすることが重要」



アレイシ・エスパルガロ、インドネシアGP参戦へ。体調不良で欠場のジョアン・ミル代役

MotoGP

MGP MotoGP

日本GP

14 時間前

アレイシ・エスパルガロ、インドネシアGP参戦へ。体調不良で欠場のジョアン・ミル代役

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録