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PPまで0.251秒の僅差! 新PUの助け得たランド・ノリス「ちょっと驚かされた」

F1アブダビGPで予選4番手タイムを記録したマクラーレンのランド・ノリスは、ポールポジションとの差の小ささに驚かされたと語った。

Lando Norris, McLaren MCL35

Zak Mauger / Motorsport Images

 ヤス・マリーナ・サーキットで行なわれている今季のF1最終戦アブダビGP。その予選ではマクラーレンのランド・ノリスが4番手を獲得した。

 ノリスは前戦サクヒールGPの決勝レースで、パワーユニットの交換を実施しフレッシュなパワーユニット(PU)を手に入れた。一方ライバルたちの多くは走行距離を重ねたPUを使用している。

 予選でポールポジションを獲得したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とノリスとの差は0.251秒と、今シーズンこれまでよりも僅差。彼はフレッシュなPUの力を使いつつ、全体としてパッケージの力を引き出すことができたためだと語った。

「言うまでもないけど、僕らは新しいPUを投入している。ここ3〜4週間で落ち込んでいたけど、今回はかなり助けになっている」

 ノリスはそう語る。

「ラップ全体で、0.05秒くらいのアドバンテージがあるかもしれない。ここ数週間でのような0.25〜0.3秒の遅れではなく、もう少し競争力がある。それは良いことだね」

「ただそれ(新PU)が最後に助けになるとは思っていなかった。僕のQ3のラップは単にとても強力でキッチリと走った、とてもいいラップだったんだ。まったくもって完璧だったというわけではないけれど、間違いなく今年ベストのモノだったと思う。タイヤを作動温度領域に入れ、パッケージから最大限のモノを引き出すという面で考えればね」

「ポールポジションにどれほど接近したかという点にはちょっと驚かされた。おそらく僕ら全員が驚かされたはずだ。驚くべきことだったと思うよ」

「でももちろん、4番グリッドとあのラップにはとても満足している。今年最後の予選を良い形で終えられた」

 マクラーレンのチーム代表であるアンドレアス・ザイドルは、予選で僅差になったことについてはデータを分析する必要があると慎重な姿勢。ただチームが正しい方向に向かっていると認め、今後も現実的な姿勢で作業を続けていく必要があると語った。

「ランドは週末を通して、クルマに満足していた。そして最終的に彼が話していたように、予選で素晴らしいラップをまとめたんだ。おそらく彼がF1ドライバーになってから、予選でのベストラップだろう」

「レッドブルとメルセデスとの差については、正直に言えば、彼らが何か問題を抱えていたのかどうかを理解するために、さらなる分析を待つ必要があると思う」

「彼らに接近していることは素晴らしい。同時に我々が彼らと比較される位置にいることも分かっている。だが最終戦でこうした予選ができたことは素晴らしいモチベーションになるし、我々がチームとして正しい方向に向かっているという確認にもなる」

「まだ先は長いことも分かっている。自分たちのポジションや、来年に進めるステップについては常に現実的である必要があるんだ」

「ただこことファクトリーには、才能がありモチベーションに溢れるチームがいる。そして明らかに、今年の進歩にはとても満足している」

 

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