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予選で大クラッシュのノリス、ギヤボックス交換で5グリッド降格。14番手からのスタートに

マクラーレンのランド・ノリスは、予選でのクラッシュによりギヤボックスの交換を余儀なくされたため、F1ベルギーGP決勝は5グリッド降格、14番手からのスタートとなった。

Lando Norris, McLaren MCL35M

写真:: Steven Tee / Motorsport Images

 マクラーレンのランド・ノリスは、F1第12戦ベルギーGPの予選Q3で喫した大クラッシュにより、ギヤボックス交換を余儀なくされた。これにより、決勝レースを14番グリッドからスタートすることになる。

 ノリスはウエットコンディションの中、オールージュでコントロールを失い高速クラッシュを喫した。幸い、無事にマシンから降りることができたノリスは、病院に搬送されて左肘のレントゲン検査を受けた。

 ノリスはFIAメディカル・デレゲートからレース出場の許可を得たものの、マシンには大きなダメージが残っており、マクラーレンは一晩でかなりの修復作業を行なうことになった。

 マクラーレンの初期チェックによると、新しいギヤボックスが必要となったものの、シャシーとパワーユニットにはさらなる変更が必要なほどのダメージはなかったという。

 そしてマクラーレンはギヤボックス交換をしたことを正式に認め、グリッド降格ペナルティを受けることになった。

 マクラーレンは「ランドのマシンのダメージを評価した結果、ギヤボックスを交換することを決定し、その結果5グリッドのペナルティを受けることになった」と短い声明を発表した。

 Q3でタイムを出せず予選結果では10番手だったノリスだが、予選8番手となったバルテリ・ボッタス(メルセデス)が前戦ハンガリーGPでの多重クラッシュで5グリッド降格ペナルティを受けており、ノリスは9番グリッドに繰り上がった後に5グリッド降格。決勝は14番手からのスタートとなる。

 ノリスは、Q1とQ2をトップで通過。十分ポールポジションを狙えたはずだと考えていたため、クラッシュ後に無線でチームに謝罪していた。

「興奮している」とノリスは語った。

「スパでは何が起こっても不思議ではない。僕たちは明らかに良いペースをだったし、今日はクルマがとても良く走ってくれた。最後のほうはそうでもなかったけど、走っていて楽しいコンディションだった」

「Q1とQ2のすべてがチャレンジングだったが、これがドライバーとしての醍醐味でもある」

 ノリスのチームメイトであるマクラーレンのダニエル・リカルドは、4番グリッドからレースをスタートする。

 
 

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