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WRC王者オジェ、WECテストでトヨタGR010をドライブへ。しかし来季のル・マン参戦は望み薄か

セバスチャン・オジェは、11月にバーレーンで行なわれるWECのルーキーテストでトヨタのハイパーカーをドライブするようだ。

Sébastien Ogier, Toyota Gazoo Racing WRT

写真:: McKlein / Motorsport Images

 WRC(世界ラリー選手権)で7度のタイトル獲得を誇るセバスチャン・オジェは、今季限りでWRCフル参戦を終了させると明言しているが、かねてよりル・マン24時間レースに出場したいと語っている。そしてこの度オジェは、今年11月にバーレーンで“WEC(世界耐久選手権)のマシン”をテストドライブすると言及した。

 テストの詳細についてオジェは明らかにしなかったが、この“WECのマシン”とは、トヨタがWEC最高峰クラスで走らせているハイパーカー、GR010 ハイブリッドのことを指すとみられている。

 トヨタもこれまでのところ、WECの2021シーズン閉幕後の11月7日にバーレーンで行なわれるテストに、オジェを参加させられるよう働きかけていることを認めている。

 TOYOTA GAZOO Racing ヨーロッパのテクニカル・ディレクター、パスカル・バセロンは、オジェのテスト参加に関して話し合いが進んでいるとして、次のように説明した。

「ルーキーテストで彼を走らせることは、我々が検討していることのひとつだ」

「正式決定に近付いてはいるのだが、まだ完全に決まった訳ではない」

 オジェは既に、トヨタが昨年までLMP1クラスに投入していたTS050ハイブリッドをシミュレータで体験済み。彼はまた、WECに関するプランが固まるまでは、来季のWRCにトヨタから参戦するかどうかや、何レースに出場するかなどを決めない方針であることを明らかにしている。

 オジェはベルギーで行なわれたWRCイープル・ラリーを前に、次のように語っていた。

「WECに関してどういうことになるか次第だし、それが分かるまでには時間がかかる」

「11月にWECのマシンでテストをする。それが終われば、もう少し詳細なことが言えると思う」

 ただしバセロンは、オジェがGR010を駆ってレースを戦う可能性については「議論されていない」と主張している。

 ラリー界では伝説的な存在となっているオジェだが、彼のサーキットでのレース経験は決して豊富とは言えず、DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)やポルシェ・スーパーカップなどにゲスト参戦した経験がある程度。そのため、オジェが来季のWECにいきなりフル参戦する可能性はかなり低いと思われる。

 バセロンはまた、オジェがル・マンをはじめとする特定のレースにトヨタからエントリーすることについても、まだ何も話し合っていないと述べている。トヨタはル・マンにおいても2台体制を貫くことが多く、近年で3台体制を敷いたのは2017年のみだ。

 

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