セナが憧れだった! ”モンテマイスター”のオジェ、記録更新の8勝目を「誇りに思う」
WRCラリー・モンテカルロで通算8勝目を記録したセバスチャン・オジェは、少年時代のアイドルだったアイルトン・セナのようにモナコで結果を残せたことを誇りに思うと語った。
写真:: Toyota Racing
TOYOTA GAZOO Racingのセバスチャン・オジェは、WRC開幕戦のラリー・モンテカルロで総合優勝を果たし、2021年シーズンを絶好の形でスタートさせた。
また、これでオジェは伝統のラリー・モンテカルロでの通算8勝目を記録。これは、セバスチャン・ローブの7勝を上回る最多勝記録更新の1勝となった。ラリー・モンテカルロで4勝したワルター・ロールと並び、”モンテマイスター”と呼ばれるにふさわしい功績だと言ってもいいだろう。
「記録を達成した今日は特別な日だが、記録を追い求めているわけではないんだ」
そうオジェは語った。
「競技者として、出場した大会では勝利を目指すんだ」
オジェは、F1モナコGPで通算6勝を挙げた”モナコマイスター”、アイルトン・セナが自分にとってのアイドルだったと明かし、モナコには特別な感情を持っていると話した。
「この場所(モナコ)はたくさんの理由で、僕にとっては特別な場所なんだ。アイルトン・セナは僕のアイドルだったし、彼は今でもここで記録を持っている」
「今回の勝利で、僕はモンテカルロの歴史に名を刻んだと言えると思う」
「僕は間違いなくこのラリーに良いフィーリングを持っている。アルプスで生まれたこともあってか、冬のコンディションにも適応できるし、山にも親しみがある」
「それに、いつの日か(ラリー)ドライバーになりたいという夢を与えてくれたラリーでもある。子供の頃に見ていて、いつか走りたいと夢見ていたんだ」
「このラリーで8つのトロフィーを獲得できるなんて考えもしなかったし、とても誇りに思う」
オジェはデイ1にブレーキトラブル、デイ2にはパンクに見舞われたものの、それ以外は圧倒的な速さを見せつけ、最終的にチームメイトのエルフィン・エバンスに32.6秒差をつけて優勝を果たした。
「僕たちは(トラブルに)素早く対応して戦いに戻ってきたし、新しいタイヤの影響もあって、こんな風にステージタイムに差が出ることは最近ではないことだ」
「もちろん、僕がプッシュしている時に、差をつけることができたのは嬉しかった」
オジェは、パワーステージでもトップタイムを記録し、ボーナスポイント5点をゲット。エバンスを9ポイントリードし、ランキングトップに立っている。
Ayrton Senna, McLaren MP4-4 Honda
Photo by: Rainer W. Schlegelmilch
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