レッドブル傘下のWEBメディアが、ペレスのレッドブル入りを報じる
ドイツのWEBサイト”Speedweek”は、セルジオ・ペレスの2021年レッドブル加入が18日(金)にも発表される見込みであると報じた。このSpeedweekはレッドブル・グループの傘下であり、注目が集まっている。
写真:: Andy Hone / Motorsport Images
ドイツのWEBサイト”Speedweek”は、今季限りでレーシングポイントを離脱したセルジオ・ペレスのレッドブル加入が、12月18日(金)にも発表される見込みであると報じた。このWEBサイトはレッドブル・グループの傘下にあるサイトであるため、その信憑性が高いのではないかとして注目が集まっている。
レッドブルのドライバーとして2020年のF1を戦ったアレクサンダー・アルボンは、チームメイトのマックス・フェルスタッペンと比較して大いに苦戦。そのため、今季限りでシートを失うのではないかとの噂が絶えなかった。
アルボンはトスカーナGPで自身初の表彰台を獲得し、バーレーンGPでも3位……そして最終戦アブダビGPでは同等のラップタイムで周回を重ねた。しかしフェルスタッペンが214ポイントを獲得したのに対し、105ポイントの獲得に留まり、大きな差をつけられる結果となった。
アルボンの苦戦の理由は、今季のレッドブルのマシンRB16のハンドリングが実に扱いにくいモノだったからだと言われている。しかしレッドブルは、2021年シーズンにタイトル争いを行なうためには、ペレスのような経験豊富なドライバーが必要なのではないかと考え、アルボンを残留させるか、それとも外部から経験豊富なドライバーを招聘するかの二者択一であると公言してきた。
そんな中ドイツのSpeedweekが、18日にペレスのレッドブル加入が発表される見込みであると報じ、フェルスタッペンと密接な関係があるオランダの新聞”デ・テレグラフ”も、レッドブルとペレスの契約が17日(木)に締結されたと報じている。これ以外にも様々な情報源が、ペレスのレッドブル加入を伝え始めている。
これについてレッドブルに問い合わせたところ、現時点では何の反応も寄せられていない。
ペレスは2011年にザウバーからF1デビュー。2年目の2012年には3度の表彰台を獲得するなど躍進を遂げ、翌年にはマクラーレンのドライバーとして抜擢された。しかし当時のマクラーレンは低迷期であり、1度も表彰台を獲得できずに1年限りで同チームを離脱。翌年からフォースインディアに加入し、その後チームの名称がレーシングポイントに変わった後も、チームの中心メンバーとして活躍してきた。
度々表彰台を獲得しながらも、優勝にはなかなか手が届かなかったペレスだが、2020年のサクヒールGPでは乱戦を戦い抜き、見事にトップチェッカー。190戦目にしてようやくF1初優勝を手にした。
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