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F1、新規定元年の2022年シーズンは前年度よりオーバーテイクが30%増加。ピレリ明かす

ピレリは、技術規定が刷新された2022年のF1では、前年度よりもオーバーテイク数が30%増加したことを明らかにした。

Max Verstappen, Red Bull Racing RB18, Sergio Perez, Red Bull Racing RB18, Charles Leclerc, Ferrari F1-75, Carlos Sainz, Ferrari F1-75, Lewis Hamilton, Mercedes W13, the rest of the field at the start

Max Verstappen, Red Bull Racing RB18, Sergio Perez, Red Bull Racing RB18, Charles Leclerc, Ferrari F1-75, Carlos Sainz, Ferrari F1-75, Lewis Hamilton, Mercedes W13, the rest of the field at the start

Steven Tee / Motorsport Images

 2022年のシーズンのF1では、2021年シーズンと比較してオーバーテイク数が大幅に増加したとピレリは明かした。

 F1は、より接近したホイール・トゥ・ホイールのバトルを増加するべく、2022年シーズンに技術規定を一新。グラウンドエフェクトカーが復活し、フロントウイングやリヤウイングなどのデザインが変更され、バージボードが取り除かれた。マシン上面のウイング類の効果が削減されることで、追従時のオーバーテイクに影響を及ぼす前車からの後方乱気流を軽減し、2022年はより下面からのダウンフォース発生に重きを置くマシンとなった。

 ドライバーたちは、この新規定がコース上でより良いバトルを可能にしたと評価しており、その効果には概ね好意的な考えを示していた。

 そして実際に、その効果は数字によって裏付けられた。ピレリは、最終戦アブダビGP後の11月22日(火)行われたポストシーズンテストにて、2022年シーズンのF1ではオーバーテイク数が前年度よりも30%増加したことを明らかにした。

 2021年シーズンは599回のオーバーテイクが記録されたが、2022年には同じ22レースで785回のオーバーテイクが記録されたのだ。

 これについて、ピレリ・モータースポーツの責任者であるマリオ・イゾラは、分析対象としてカウントされているのはドライバーによる「適切なオーバーテイク」のみであり、ピットストップやトラブルにより順位を下げたマシンによって数値は歪められてはいないと説明した。

「残念なことに、ジェッダ(サウジアラビアGP)や他のレースの様に1周で2~3回オーバーテイクし合うところでは、統計を取ることが難しい。メインストレートでは、同じポジションに戻っているのだから、分からない。難し過ぎるのだ」

 そうイゾラは言う。

「今回のは本当のオーバーテイクが対象だ。30%増加というのは、事実に基づいているモノで、決して大げさな数字ではない。かなり良い線を行っているね」

Sebastian Vettel, Aston Martin AMR22, Fernando Alonso, Alpine A522, Max Verstappen, Red Bull Racing RB18, Zhou Guanyu, Alfa Romeo C42, Mick Schumacher, Haas VF-22

Sebastian Vettel, Aston Martin AMR22, Fernando Alonso, Alpine A522, Max Verstappen, Red Bull Racing RB18, Zhou Guanyu, Alfa Romeo C42, Mick Schumacher, Haas VF-22

Photo by: Sam Bloxham / Motorsport Images

 またイゾラは、マシンがお互いに接近して追従し合えることでタイヤのスライド量が軽減され、ドライバーはスティントを通して安定したプッシュができるようになったと説明している。

「タイヤだけではなく、パッケージも上手くいっている。タイヤも新しいパッケージ設計の一部でもあるのだ」

「お互いに追従できるということは、ダウンフォース低減量が小さくなるということ。その事実は間違いなく、タイヤにとっては助けになる。タイヤが滑る量が減れば、オーバーヒートしないのだからね」

「我々はオーバーヒートが少なく、デグラデーション(性能劣化)はある程度ある(タイヤ)コンパウンド群を導入した」

「しかし、サーマル・デグラデーションが起きても、ドライバーはプッシュできるようになった。以前、他のマシンを追従してプッシュしていると、グリップを失ってスライドが始まり、再びアタックするチャンスが失われるとドライバーは不満を漏らしていたからね」

 なおイゾラは、新規定マシンのみが2022年シーズンのオーバーテイク数を押し上げたとは考えておらず、中団争いの激しさを指摘している。

「2~3台が1パックで争い、お互いにオーバーテイクを繰り広げ、どんなチャンスもミスも利用してオーバーテイクしようと、1コーナーだけでなく3~5周とプッシュしていた」

 そうイゾラは言う。

「それが、これまでと比べた今年の最大の違いだ。これは簡単はことではなかった。新しいマシンだからこそできたことで、タイヤだけでできるモノではないのだ」

「ただタイヤも寄与していたから、かなり満足しているよ」

 
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