クアルタラロ「伊ファンにも愛して欲しい」ロッシの後任、“ヘイト”は避けられる?
2021年にヤマハファクトリーへ加入するファビオ・クアルタラロは、バレンティーノ・ロッシに取って代わることになるが、MotoGPファンに嫌いにならないで欲しいと語った。
Valentino Rossi, Yamaha Factory Racing, Fabio Quartararo, Petronas Yamaha SRT
Gold and Goose / Motorsport Images
2019年にペトロナス・ヤマハSRTからMotoGPへデビューを果たしたファビオ・クアルタラロ。彼は非凡な速さを示し、今年1月には2021年からヤマハファクトリーチームへの昇格が発表された。
ヤマハはマーベリック・ビニャーレスを継続起用し、一方でクアルタラロを迎え入れるために7度のMotoGP王者であるバレンティーノ・ロッシをファクトリーチームから外すという決断を下した。
なおヤマハは、ロッシが現役を続ける場合ファクトリーバイクの供給とサポートを継続するとしている。そしてmotorsport.comの取材によると、ロッシのペトロナス・ヤマハSRT加入に関しての交渉がヤマハとの間で既に始まっていることが判明している。
MotoGPの歴史に名を残すレジェンドライダーの後任となることについて、クアルタラロはロッシの母国イタリアのファンに憎まれたくないと考えていると語った。
「子供の頃、ロッシは僕に“ライダーになる”ためのきっかけを与えてくれた」
クアルタラロはスポンサー主催のインタビューでそう答えている。
「彼がMotoGPで勝つシーンは僕をハッピーにさせてくれた。まるで僕が勝ったかのような気持ちだった」
「正直に言って、彼と一緒にレースをしていること、そして来年は僕が彼の後任になってファクトリーでマシンを走らせるということを理解できていないんだ」
「イタリアのファンからは憎まれる以上に“愛”を受け取れればと、そして彼がペトロナスチームに入れることを願っている。バレンティーノが65歳までレースを続けてくれれば僕はハッピーだよ!」
なおロッシがペトロナス・ヤマハSRTへ加入する契約が成立した場合、彼のチームメイトは現在もチームに所属するフランコ・モルビデリとなることが濃厚だ。
SRTのチーム代表であるラズラン・ラザリは、シーズン再開前にモルビデリとの契約を延長する可能性があると明かしている。
モルビデリはGazzetta dello Sport紙に対し、自身の師匠でもあるロッシとチームメイトになる可能性について次のように意気込みを語っている。
「明るい未来になることを願っているし、もしバレと一緒にできるなら、もっとクールなことになるだろう。彼が加入するなら、エキサイティングなことだ」
「僕らは既に多くのことを共有しているけど、ピットで彼と一緒になることはまた違う。強固な友情がコース上で素晴らしいライバル関係へ駆り立てるだろう。バレが僕の前にいる時、僕は常に彼を倒すために更にプラスアルファを出そうとしている。彼と一緒のチームでの挑戦はまた違った味わいがあるよ」
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