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クアルタラロ「ビニャーレスは最速ライダーの一人」メンタル面の弱点も指摘

ヤマハのファビオ・クアルタラロはチームメイトであるマーベリック・ビニャーレスに対して、“最速ライダーの一人”とするも、2021年苦しいシーズンを強いられていることに対し、メンタル面の重要性を語った

Maverick Vinales, Yamaha Factory Racing,  Fabio Quartararo, Yamaha Factory Racing

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 ヤマハのマーベリック・ビニャーレスは第8戦ドイツGPの予選で自身初の21番手タイムに沈み、レースを最下位で終えるなど苦しいシーズンを送っている。

 3月に行なわれた開幕戦カタールGPの優勝以降、表彰台を逃しているビニャーレス。その一方でチームメイトのファビオ・クアルタラロは3勝を挙げ、8戦を終えてチャンピオンシップをリード。2番手以降に22ポイント差を築いている。

 ビニャーレスはドイツGP終了後に現在置かれている状況についてヤマハから軽視されているとし、今週末開催されている第9戦オランダGPの走行開始前のインタビューには、今シーズン起きていることに対して“諦めかけた”と認め、当初否定していたクアルタラロのセットアップをオランダGPで試すことを明らかにした。

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 motorsport.comの独占インタビューに対しクアルタラロは、ビニャーレスのレーサーとしての実力について称賛したが、彼の持つ実力よりも下位でレースを終えることも受け入れるべきと指摘した。

「僕にとってマーベリックはチャンピオンシップにおけるベストライダーのひとりだよ」

 とクアルタラロは語った。

「彼が速い時は、とても難しくて……彼を倒すのはほぼ不可能だよ。2017年に彼が開幕2戦(カタールGP/アルゼンチンGP)と、ル・マン(フランスGP)で優勝したのを覚えているね」

「彼はとにかく、ものすごく速いんだ。でもその速さがたまに続かない時がある。それでも彼は僕が見てきた中で最速ライダーのひとりだよ」

 またクアルタラロは以下のように付け加えた。

「マーベリックにとって難しい時がいくつかあった。ムジェロ(第6戦イタリアGP)やドイツ(第8戦ドイツGP)がそうさ。すこし奇妙だったよ。でも彼は今週は戻ってくると思うよ」

「彼にとって、アッセンはお気に入りのサーキットでもあるしね。ただ彼に必要なことは、難しい時期にいる時に(レースウィークを)なんとか乗り越えることだと思う。例え7位であろうが、8位、または10位であったとしてもね」

「なぜなら、ドイツではどっちみち勝てなかったからだ。でもザクセンリンク(ドイツ)では最下位にはならないね。僕が思うに彼の状況は……僕が去年抱えていた問題でもある」

「僕は昨シーズン、12位や14位でチェッカーを受けるのに満足できず、そのせいで限界を超えてしまい転倒していた。でも多くのレースで3、4、5ポイントでも多く稼がないといけない。それが例え1ポイントでも同じだ」

「2013年に僕がスペイン選手権に出場していた時は1ポイント差でチャンピオンシップを勝ったことを覚えているよ。でも正直に言って、マーベリックが今抱えている問題は分からないね」

 ビニャーレスは2017年に現在のヤマハ・ファクトリーチームに移籍して以降これまで多くの困難な局面を経験してきた。チームとクアルタラロはその状況を改善すべくとりくみ、この5年間でクルーチーフを2度変更してきた。

 クルーチーフの2度目の変更は今シーズン第7戦カタルニアGPで行なわれ、エステバン・ガルシアに変わり、かつてバレンティーノ・ロッシのクルーチーフを務めていたシルヴァーノ・ガルブゼラが起用された。ただ今回の決定はヤマハ主導によるものだった。

 クアルタラロは2020年シーズン終盤に失速しタイトル獲得のチャンスを逃したことで、オフシーズン中に心理学者とのトレーニングを行なうことを選んだ。

 このことはクアルタラロにとって助けになっているようで、彼は精神面からのアプローチを変えることが、ビニャーレスにとっても助けになるのではないかと指摘した。

「僕が思うにチームの中にいるときに一番重要なことはメンタル面だと思う。それはチャンピオンシップにおいて最高なマシンを持っていたとしても、自分でダメだと思い込んでしまえば、バイクは機能しないし、速く走ることはできないんだ」

 クアルタラロはビニャーレスがメンタル面からのアプローチを、自分から学ぶことができるかと尋ねるとこのように答えた。

「最高のマシンでなくても『優勝してみせる。素晴らしいバトルをしてみせる』と思えば上手くいくものさ」

「全ては自分を信じて試してみることだよ。これらのことは昨シーズン僕が学んだことで、とても重要なことだと思う」

 

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