ライコネン、F1引退後の活動はまだ“未定”。家族と過ごす時間を大切に……
2021年シーズン限りでの現役引退を表明したキミ・ライコネン。彼は引退後のスケジュールについては現時点では「ノープラン」であるとしており、ひとまずは家族と過ごしたいと語った。
写真:: FIA Pool
アルファロメオF1のキミ・ライコネンは2021年シーズン限りでの現役引退を表明。20年近くに及ぶキャリアの幕を閉じることとなった。
ライコネンは引退を明かしたSNSへの投稿では来季以降の活動などについては触れていなかった。ただF1オランダGPの木曜記者会見に出席したライコネンによると、現時点では家族と過ごすこと以上のプランは無いとのことだ。
「いや、ノープランだ」
2022年以降の活動について訊かれたライコネンは、そう答えた。
「何かしらのスケジュールを立てたくはないんだ。というのも過去19年間F1に身を置いていて、休暇中の2年間はラリーもやっていたけど、常に予定が立っていたからね。次はこの日にレース、あの日にレースだ、といった具合に」
「(引退後に)それは望んでいないんだ。何か他のことがしたい……それは大きな理由のひとつなのは確かだ。レースであれ何であれ、F1に関連する仕事では人生が進まない」
「急いではいないし、まだ全然考えてもいないんだけどね」
「当然ながら、長い間この世界に居たからチャンスはあるだろう。でも今はそうしたことについて考えることに興味がないんだ」
ライコネンは2001年にF1へデビュー。これまでのところ、最多出走記録を保持しており、一時的にF1から離れていた2010年、2011年を除いてF1へ参戦し続けてきた。
その休暇中に、ライコネンは幾つかのラリーイベントに出場したり、NASCARへ挑戦したりしつつ、F1以外でのレース活動も模索していた。
Kimi Raikkonen, Rally GB 2010
Photo by: Motorsport Images
引退後も再びF1以外でのレース活動参加はあるのだろうか? その点を尋ねてみるとライコネンはやはり現時点での計画は無いと語った。
「今決まっていたなら、あなた方に教えているだろう。だけどさっきも話したように、プランは無い」
「現時点では計画を立てる予定は無い。スケジュールのない時間を楽しみたいと思っている。そのスケジュールは、家族との予定にすることができる。僕はそれに満足しているんだ」
「そのことを楽しみにしている。何らかのレースに出ることもあるかもしれないが、無いかもしれない。本当に未定なんだ」
なおライコネンは引退表明の投稿の中では、2021年をラストシーズンにすることはオフシーズン中に決めていたと明かしていたが、アルファロメオともその話し合いは行なっていたという。
「チームオーナーとも話をしていた。多分クリスマスかそのあたりだったと思う」
「彼に訊かれたから、正確には覚えていないけど95%でこれで引退になるだろうと伝えた。まあ、いろいろ頭では考えてしまうけどね」
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