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苦しみが続くアルボンに、レッドブル「全幅の信頼を寄せている」

レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、苦しい戦いが続いているアレクサンダー・アルボンに全幅の信頼を寄せていると語り、今季マシンRB16はまだ「すべてが理解できているわけではない」と主張する。

Alex Albon, Red Bull Racing RB16

写真:: Mark Sutton / Motorsport Images

 アレクサンダー・アルボンの苦戦が続いている。昨シーズン中盤からレッドブルのドライバーに抜擢され、マックス・フェルスタッペンのチームメイトを務めているアルボン。しかし、フェルスタッペンが今季5戦連続で表彰台を獲得しているにも関わらず、アルボンは1度も表彰台に登壇できていない。また予選でも、Q2敗退を喫することも珍しくはない。

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 先日行なわれたスペインGPでアルボンは、6番グリッドを獲得。しかしレースではポジションを落とし、8位でのフィニッシュ……レース後にアルボンは、ハードタイヤを早々に交換してしまったことなどもあり、3スティントすべてで「タイヤを持たせるのに苦労した」と語っている。

 レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、アルボンの苦戦について次のように語った。

「問題は、アレックスのマシンのバランスが悪いことだった」

 そうホーナー代表は説明する。

「3つのコンパウンドすべてで、バランスが十分でなければ、信じられないほど早くライフが終わってしまうということを意味していた」

「乱れた気流を受けるポジションで、レースの大部分を走ったことにより、タイヤが消耗してしまった。ハード、ソフト、ミディアムのいずれのタイヤでも、スティントは長持ちしなかったんだ」

「それは彼にとって、とても苛立たしいことだった」

 前述の通り、アルボンはまだ表彰台を獲得できておらず、獲得ポイントもフェルスタッペンの半分以下である。

 ホーナー代表曰く、レッドブルはアルボンを手助けするために、かなりの仕事をしてきたという。

「我々はシミュレータを用い、ふたりのキャラクターとドライビングスタイルを検証し、マックスの方がマシンからより良いパフォーマンスを引き出すことができている理由を探っている」

 そうホーナー代表は語った。

「我々は彼のエンジニアリング体制を強化した。そしてアレックスには大きな信頼を寄せている。彼は、シルバーストンで見せてくれたように、非常に速いレーシングドライバーになる能力を持っている」

「現時点では、彼にとってすべてが理に適っているわけではない。我々は、彼をサポートするために努力しなければいけないのだ」

「現時点では、このマシンはドライブするのが難しい。しかし我々が改善すること、そして時間が経過することで、彼を助けることができるだろう」

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