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F1 アブダビGP

アブダビに轟いたルノーV10の爆音。リカルド「やっぱりF1に音は重要」

ルノーのダニエル・リカルドは、アブダビGPの週末にフェルナンド・アロンソが2005年のチャンピオンマシン”ルノーR25”で魅せた走りは、今のF1が取り戻す必要のあることを思い出させる良いきっかけになったと語った。

Jonathan Noble

Jonathan Noble

公開日時: 2020/12/14 22:27

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Fernando Alonso, Renault F1 Team with the 2005 Renault R25

 来季ルノーからF1復帰を果たす予定のフェルナンド・アロンソは、アブダビGPの週末に、2005年にチャンピオンを獲得した時のマシン”ルノーR25”を走らせた。

 アロンソの全力走行には多くの人が感銘を受けた。特に軽いシャシーとV10エンジンの咆哮を、多くの人が賞賛。今のF1マシンが同じようなスリルを提供できているかどうかという議論が巻き起こっている。

 

 ルノーのダニエル・リカルドは、R25が「威圧的」なマシンであったと同意。現在のV6ターボエンジン+ハイブリッドシステムのいわゆる”パワーユニット”では、太刀打ちできない要素があると語った。

「オンボードカメラの映像を見たけど、かなり格好良かったね」

 そうリカルドは語った。

「昔すぎることだなんて思う人はいないだろう。でも、フェルナンドだけがそのスピードを知っているし、それは本当にすごく速いんだ。縁石にも臆することはなく、そのマシンにも臆することはなかった」

「ストップウォッチで測っていたわけじゃないけど、実際には今のマシンよりもずっと遅いことは分かっている。でも印象的なサウンドだったため、速いように見えた。それがV10なんだ」

「悲鳴を上げるようなモノだ。すごい要素がある。恐怖というような要因もある。V10に初めて乗る新人は、V6に乗るよりもはるかに恐ろしいと思う」

 現在のパワーユニットはV8やV10よりも明らかに静かであり、2014年に現行のパワーユニットが導入されて以降、その音については度々問題視された。

 遅くとも2026年からは、新規格のパワーユニットが導入されることになるが、その際には回転数を高めるか、MGU-Hを排除するなどの方法により、音を大きくすることも可能だ。

 迫力のある音は、F1に必要なモノだと思うか? そう尋ねられたリカルドは、次のように語った。

「僕はそう思うね。確かにファンとの関わりにとってはね。そしてそれは、すごい要因だ」

「子供の頃、父と一緒にアルバートパークに行った時のことを覚えている。ホテルに着き、スーツケースを持ってタクシーから降りた。その時、コースからF1マシンの音が聞こえてきたんだ」

「反響が街中に響いていた。僕は父を見て、お互いに目を合わせた。そして、鳥肌が立ったのを覚えているよ。だから、音はすごい要素だった」

「誤解しないで欲しい。視覚的には、今のマシンは非常に速くなっているから、これまで以上に脅威的な要素になっている。しかし音で威嚇できるようなことはないんだ。その轟音と悲鳴のような音でね」

「それはF-18戦闘機のようなモノだ。もしあの飛行機が電動なら、それほど格好良くは見えないんじゃないかな?」

「音は雰囲気を作り出す。ライブコンサートやフェスティバルに行けば大きなスピーカーがあり、それが雰囲気と時間、そして音量を作り上げる。人々はそれに興奮するんだ」

「僕が最初に乗ったF1マシンは、V8エンジンだったんだ。メカニックが後方でエンジンを始動させると、轟音が聞こえてくる……恐ろしかったよ」

「だからおそらく、F1にやってくる若いルーキーたちにとっては、おそらくそういう風にすごい、恐ろしいモノが欠けていると思うんだ」

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