F1 モナコGP
リカルド、マクラーレンから放出の噂も「2023年末まで契約がある」とチーム残留に自信
マクラーレンのダニエル・リカルドは、チーム側が彼のパフォーマンスについて満足していないことを認めた上で、契約満期の2023年末を前にマクラーレンを去ることはないと考えている。

Jonathan Noble
編集: 2022/05/28 7:40
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

マクラーレンのダニエル・リカルドは、チームCEOのザク・ブラウンが彼との契約に関して半ば否定的な発言をしたものの、2023年末までマクラーレンに残ることには何の疑いも持っていないと考えている。
リカルドはマクラーレン加入初年度だった昨年、イタリアGPで劇的な優勝を挙げたものの、シーズン全体としてはチームメイトのランド・ノリスの後塵を排していた。
マシンが大きく変わった今年はレッドブル時代に見せていたような光る走りが期待されたものの、新型コロナウイルス陽性によりバーレーンテストに出られないなど、開幕前からつまずいた。
リカルドはスペインGPまでの6戦を終えた時点で11ポイント獲得。一方で、ノリスはエミリア・ロマーニャGPでの3位表彰台もあり39ポイントを手にしている。
ブラウンは、リカルドがマクラーレンのマシンに順応できていないことを背景に、チームからの期待に応えられていないとSky Sportsに語り、波紋を起こした。
「我々としては当然、ダニエルがランドにもっと近づいてほしいし、チーム内での良いバトルが見たいと思っている」とブラウンは言う。
「ダニエルはまだマシンに慣れていない。我々は全力を尽くしているが、(スペインGPは)またしても期待外れな週末になってしまった」
「(リカルドが勝利を飾った)モンツァといくつかのレースを除けば、全体的に言って、彼や我々が期待していたレベルのモノではなかった」
このブラウンの発言は、リカルドがすぐにでも結果を出し始めなければ、彼のチームでの将来は怪しくなる可能性があると解釈することもできる。
しかし、リカルドはパフォーマンス不足に不満を募らせるブラウンの批判を受け入れ、チームと共に状況を好転させることに集中していると語った。
「嘘じゃないし、本当のことだ」
モナコGPでブラウンのコメントについて尋ねられたリカルドはそう答えた。
「まず、それらのコメントは個人的なモノとして受け取っていない。僕は良い状態にあるし、打たれ強い。自分以上に厳しい人はいない」
「10番手や12番手を争うのはもうごめんだ。このマシンで自分自身を最大化するという意味では、確実にちょっとした試練になっている。でも僕らは一生懸命取り組んでいる。チームはそれを望んでいるし、僕も望んでいる。僕らは今乗り越えている段階なんだ」
Daniel Ricciardo, McLaren MCL36
Photo by: Glenn Dunbar / Motorsport Images
リカルドはマクラーレン加入の際に、チームと2023年末までの3年契約を結んでいる。しかし今年のスペインGP後に、自身の将来について夏頃に話し合いを始めると示唆し、話題を呼んだ。ただこれに関しては、ちょっとした混乱があったようだ。
契約満了までチームに残留するのかどうかと尋ねられたリカルドは、次のように答えた。
「そう、それ(残留)は明らかだ」と彼は言う。
「僕は2023年末まで契約を結んでいる。新型コロナウイルスの関係で混乱していたよ。年がごっちゃになっていただけなんだ」
スペインGPでは予選9番手を獲得したものの、決勝レースでは入賞圏外まで転落したリカルドは、苦戦の原因としてマシン側にいくつかの問題があったという。
チームはその問題について詳細は明かしていないものの、モナコGPに向けて修正を施したため、再発の懸念はないという。
「基本的に、僕らのマシンには問題があったんだ」とリカルドは言う。
「それは修正されたし、今回に向けて全て調整されている。再出発のようなモノだね」
マクラーレンは開幕戦こそ苦戦したものの、その後パフォーマンスで改善を見せている。ただリカルドとしては、よりよいパフォーマンスを引き出すためには自分自身がまだマシンに慣れる必要があると語っている。
「まだ、もっと引き出せるモノが残っているんだ。それが見えている時もあれば、あまりクリアじゃないこともある」
「いくつかのことが上手く行かずに、セッションが思い通りにいかないこともあった」
「小さいことの組み合わせなんだ。でも、それを差し引いても、常に100%の状態でマシンを操り、すごいラップを刻むのは、ちょっと難しいことなんだ」
「上手く行ったレースも何度かあったけど、正直なところ、僕はまだ取り組んでいる最中なんだ。これから先、僕は0.5秒は速く、素晴らしい走りができるようになりたいし、そのために努力を重ねている。まだ積み重ねの段階なんだ」
モナコGPを転機にしたいリカルドだったが、フリー走行2回目序盤で激しいクラッシュを喫し、ほとんど走れないままセッションを終えている。
Read Also:
- 【動画】オンボード映像で振り返るF1モナコGP
- フェラーリがレッドブルを一歩リードか、ルクレールがFP2も首位。角田裕毅10番手|F1第7戦モナコGP
- マクラーレン、低速パフォーマンス改善も「モナコは特殊で予測できない」
- マクラーレン、アイルトン・セナの名をマシンに刻む! ハロの側面に”S”のロゴを追加
- 【伝説のモナコGP】もっとダウンフォースを! 難攻不落のモナコで登場した”ビックリドッキリ”アイデア
あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
コメントを読んで投稿する
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 角田裕毅「トラフィックで満足の行くクリアランができなかった」モナコ重要ポイントの予選に集中
次の記事 レッドブルに”酷似”したBスペックマシンを投入したアストンマーチン。その理由とは?
Top Comments
コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?
View More & Comment

More from
Jonathan Noble

大きく前進を果たせなければ、F1タイトル5連覇は目指せない……フェルスタッペン、レッドブルに警鐘鳴らす
F1
F1 2024/12/29
大きく前進を果たせなければ、F1タイトル5連覇は目指せない……フェルスタッペン、レッドブルに警鐘鳴らす

ハミルトンのメルセデスF1最終年度での苦戦、その原因は? エンジニアリング統括が明かす
F1
F1 2024/12/27
ハミルトンのメルセデスF1最終年度での苦戦、その原因は? エンジニアリング統括が明かす

僕にできることはある……ボッタス、“最悪のシナリオ”でF1シート喪失も闘志は消えず。酒の勢いで始めたおバカ挑戦で再認識
F1
F1 2024/12/25
僕にできることはある……ボッタス、“最悪のシナリオ”でF1シート喪失も闘志は消えず。酒の勢いで始めたおバカ挑戦で再認識

More from
ダニエル リカルド

インディ500ってやっぱり特別! ダニエル・リカルド初の現地観戦で「子供の頃の気持ちや思い出がよみがえった」
F1
F1
バルセロナ-カタルニアGP
3 ヵ月前
インディ500ってやっぱり特別! ダニエル・リカルド初の現地観戦で「子供の頃の気持ちや思い出がよみがえった」

リカルド、インディ500初観戦にワクワク! F1から見たインディカーの偏見否定「ちゃんとリスペクトしているよ」
IndyCar
IndyCar
Indianapolis Road Course
4 ヵ月前
リカルド、インディ500初観戦にワクワク! F1から見たインディカーの偏見否定「ちゃんとリスペクトしているよ」

ダニエル・リカルド、レース復帰は「絶対ないとは言いきれない」。ただ出場するとしても“エンジョイ勢”か
F1
F1 4 ヵ月前
ダニエル・リカルド、レース復帰は「絶対ないとは言いきれない」。ただ出場するとしても“エンジョイ勢”か

More from
マクラーレン

マクラーレン、まだメルセデスPUを扱い切れていないのか。セパンで予選6番手のノリス「どのストレートでもタイムを失っている」
F1
F1
バーレーンGP
1 日前
マクラーレン、まだメルセデスPUを扱い切れていないのか。セパンで予選6番手のノリス「どのストレートでもタイムを失っている」

同じPUなのになぜ? メルセデスとマクラーレンのストレートスピードが段違いだった理由
F1
F1
アゼルバイジャンGP
5 日前
同じPUなのになぜ? メルセデスとマクラーレンのストレートスピードが段違いだった理由

留まる所を知らぬF1人気。マクラーレンが売上10億ドル突破? 海外報道される
F1
F1
アゼルバイジャンGP
6 日前
留まる所を知らぬF1人気。マクラーレンが売上10億ドル突破? 海外報道される
最新ニュース

先入観で仕事しちゃだめよ! もてぎ戦で起きたハードタイヤ騒動、チーム&ライダーに教訓残す
MotoGP
MGP MotoGP
日本GP
7 時間前
先入観で仕事しちゃだめよ! もてぎ戦で起きたハードタイヤ騒動、チーム&ライダーに教訓残す

2戦連続表彰台も見えていたが……ハジャー、グリップと電力を失い5位に沈む「速さはあったのに。冗談みたいだ」
F1
F1 F1
バーレーンGP
8 時間前
2戦連続表彰台も見えていたが……ハジャー、グリップと電力を失い5位に沈む「速さはあったのに。冗談みたいだ」

MotoGP日本GP、無視されていたハードタイヤが実は”最高の”タイヤだった!? 決勝経て評価覆る「驚きだった」「後悔してる」
MotoGP
MGP MotoGP
日本GP
8 時間前
MotoGP日本GP、無視されていたハードタイヤが実は”最高の”タイヤだった!? 決勝経て評価覆る「驚きだった」「後悔してる」

ホンダ・レーシング渡辺康治社長が2027年1月1日付で退任へ。後任は現副社長の安田啓一氏
F1
F1 F1 9 時間前
ホンダ・レーシング渡辺康治社長が2027年1月1日付で退任へ。後任は現副社長の安田啓一氏
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録