ダニエル・リカルドのイタリアGPトロフィー、”セナ93年優勝”の隣に……「夢のようだ」
F1イタリアGPで勝利したダニエル・リカルドは、マクラーレンに久々の勝利をもたらした後、そのトロフィーをアイルトン・セナの1993年オーストラリアGPの都フロフィーの横に置くことができたのは、夢のようなことだと語った。
写真:: McLaren
ダニエル・リカルドは、先日のF1イタリアGPで優勝。マクラーレンに、2012年ブラジルGP以来の勝利をもたらした。チームメイトのランド・ノリスも2位に入ったため、チームは1-2フィニッシュを達成。マクラーレンの1-2は、2010年のカナダGP以来のこととなる。
この勝利によりリカルドは、マクラーレンのドライバーとして20人目のF1ウイナーということになり、アイルトン・セナやルイス・ハミルトン、ミカ・ハッキネン、ジェームス・ハント、ニキ・ラウダ、エマーソン・フィッティパルディらといった、輝かしい名前が連なるリストに載ることになった。
レースに勝った後、イタリアGPの優勝トロフィーを持って、チームのファクトリーであるマクラーレン・テクノロジー・センター(MTC)に凱旋したリカルドは、セナのトロフィーの隣に自分のトロフィーが置かれるのは、「夢のようなこと」だと語った。また彼は、マクラーレンでの最初の表彰台の”ご褒美”として、デイル・アンハートがドライブしたストックカーに乗ることも約束されている。
「今日は、僕のふたりのヒーローに関連した、いくつかのことがあった。まずは僕にとっての重要なヒーローであるデイル・アンハート……彼のマシンの1台のハンドルを握るチャンスを手にできたことは、信じられない。誰かに”僕をつねってみて!”と言いたいくらいだ」
「もうひとつ……自分に陶酔しすぎているように聞こえたら申し訳ないけど、マクラーレンについて考えると、セナについて思い出してしまう。僕の幼少期の思い出だし、MTCのキャビネットで彼のトロフィーを見て、その同じキャビネットに並ぶトロフィーを僕の名前で獲得したというのも、夢のようだ」
「このふたつのこと……小さなことかもしれないけど、間違いなく僕は感謝している。そしてそのふたつの小さな”夢のような”瞬間に胸を打たれた」
マクラーレンは後に、リカルドがモンツァで獲得したトロフィーを、セナが1993年のオーストラリアGPで優勝した時のトロフィーの隣に置くシーンを動画で公開した。
このレースは、現在のメルボルンではなく、アデレードの市街地で行なわれたグランプリ。しかもセナにとってはマクラーレンで最後というだけではなく、自身の人生最後の優勝/表彰台ということになった。
このことは、オーストラリアのパース出身であるリカルドにとっては、さらに特別なことだという。
「僕のトロフィーは、セナのモノの隣にある。しかも、93年のアデレードでセナが獲得したトロフィーだ」
「僕はそのレースを観戦していたんだ。とてもワイルドだったから、ほとんど言葉を失ってしまった」
「僕はトロフィーをここに置いて、赤ちゃんのように泣き始める前に、ここを立ち去るつもりだよ……」
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