リカルド、同ポイントで最終戦迎えるタイトル争いは「F1にとって夢のようなシナリオだ」
ダニエル・リカルドは、最終戦アブダビGPに向けて、タイトル争いが同ポイントで並んでいるのは、F1にとって夢のシナリオだと語った。
写真:: Sam Bloxham / Motorsport Images
物議を醸したF1第21戦サウジアラビアGPでルイス・ハミルトン(メルセデス)が優勝し、最終戦アブダビGPを前に、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が同ポイントに並んだ。
チャンピオン候補が同ポイントで最終戦を迎えるのは、1974年のエマーソン・フィッティパルディとクレイ・レガツォーニ以来初めて。レース勝利数で上回っているフェルスタッペンが、ランキングではハミルトンの前に立っている。
2016年から2018年までフェルスタッペンとチームメイトだったダニエル・リカルド(マクラーレン)は、このような僅差のタイトル争いが展開されることは「このスポーツで毎年願っていること」だと述べた。
「こんなバトルを望んでいる。一方はベテランのレコードホルダー、もう片方は史上最年少ウイナーだ」
「これは本当にクールなバトルだし、素晴らしいストーリーだよ。言うまでもなく彼らの一騎討ちだし、本当の意味での戦いだ」
「そこに関われていないのは残念だけど、最終的にはいちファンとして、このスポーツにとって夢のようなシナリオだと思う」
ハミルトンとフェルスタッペンは今シーズン、ホイール・トゥ・ホイールのバトルで何度も衝突しており、サウジアラビアGPではフェルスタッペンにふたつのペナルティが科せられた。
フェルスタッペンは、ターン1でハミルトンをかわした際にコース外を走行してアドバンテージを得たとして、5秒のタイム加算ペナルティを受けた。さらに、最終コーナーの手前でハミルトンにポジションを譲ろうとした際にハミルトンと接触。レース後に10秒のタイム加算ペナルティを受けた。
ハミルトンは、フェルスタッペンによる自分に対する行動は「限界を超えている」と述べ、フェルスタッペンはF1にはルールが多すぎると主張している。
リカルドは、このバトルは最終的にはファンにとっても良いことでしかないと語った。
「ふたりともポイントが同じなので、最高にプレッシャーのかかるシナリオだ」
「最終的に、来週勝ったほうが勝つ。それはクールだし、ファンとしては最高だ。Netflix(のF1ドキュメンタリー)はこれ以上エキサイティングにならないと思うよ!」
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