アレックス・リンス、オランダGPを「台無しにした」と接触ヨハン・ザルコを痛烈批判
スズキのアレックス・リンスは、MotoGPオランダGPでヨハン・ザルコの“バカな動き”のせいでレースを台無しにされたと厳しい批判を展開している。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
TTサーキット・アッセンで行なわれたMotoGPオランダGPで、スズキはジョアン・ミルが3位を獲得。その一方でチームメイトのアレックス・リンスは11位と言う結果に終わった。
リンスは予選で7番手とまずまずの位置を確保していたものの、レース序盤の2周目のターン10で、インにアグレッシブに入ってきたヨハン・ザルコ(プラマック)と接触。グラベルに逃れるしかなく、最後尾までポジションを下落させた。彼はそこから表彰台に匹敵するペースで追い上げ、なんとか11位を確保した格好だ。
リンスとザルコの接触はスチュワードパネルによって審議がなされたが、結局お咎めなしが決定。ザルコは5位を確保することができた。
レース後、リンスはザルコとの接触に言及。ザルコのこうしたアグレッシブな攻撃はMotoGPデビュー以来変わっていないものであり、“馬鹿げた動き”だと批判した。
「ヨハン師匠と何があったか? みんな目の当たりにしてたと思う」と、リンスは口を開いた。
「本当に不運だった。僕がそこにいなかったとして、恐らく彼はよりワイドに走っていただろう」
「あの追い抜きは予想していなかった。問題だったのはマシンのウイングが僕の腕に当たって、避けるためにはバイクを起こすしかなかったんだ」
「それでグラベルへと向かって最後尾までポジションを落とした。そのあとは少しでも取り返そうとしていた。ラップタイムとペースは凄く良かったから凄く残念だ。勝利ではなくとも、トップ3やトップ4で終えられたはずだ」
「つまり、彼は僕らのレースを台無しにしたんだ。彼が2017年にMotoGPに来て以来、彼はこうした攻撃的なオーバーテイクを仕掛けてきている」
「僕が言いたいのはそれが馬鹿げた動きだということだ。彼はタイトル争いに参加しているんだからなおさらだ。僕らが一緒に転んでいたら、無意味だったろう」
一方でザルコは自身の動きが“完全にコントロール”されていると感じており、リンスがコースオフを喫したことも分かっていなかったという。
「彼のことについては話せない。僕は彼が怒っていたのも知らなかったんだ」
ザルコはリンスの反応についてコメントを求められると、そう語った。
「接触があったのは事実だ。でもあそこは簡単なコーナーじゃないし、あの瞬間僕はトップグループに留まりたいと思っていた」
「ターン9と10は僕に強みがあるエリアだった。そこでビニャーレス(マーベリック・ビニャーレス/ヤマハ)を追い抜こうともしていたんだけど、彼は少し速くて、それでワイドになっていた」
「リンスとの接触も理解している。でもここでアタックした時には留まるのも簡単ではない」
「ただ完全にコントロールしていたことは確かで、彼に何があってコースオフしていたのかは分からない」
「あの瞬間のオーバーテイクには満足している。彼と話したわけではないけど、必要があるなら直接言いに来れるだろう」
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