新型コロナで24日の自己隔離……ロッシ復帰「久々にバイクに乗り、良い気分」
ヤマハのバレンティーノ・ロッシは、新型コロナウイルスに感染し、24日間の自宅隔離を余儀なくされたのは、厳しい時間だったと振り返ったが、快適にマシンに乗れているという。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
ヤマハのバレンティーノ・ロッシは、フランスGPの後に自宅があるイタリアに戻った際、新型コロナウイルスの検査を受けた。そしてこの検査で陽性反応が出たため、ロッシはすぐに自宅での隔離状態に入り、アラゴンで行なわれた2レースを欠場することになった。
今週のヨーロッパGPへの参戦も不安視されていたロッシだが、2度の検査を受けた結果、新型コロナウイルス陰性が確認されたため、土曜日の走行から復帰することができた。なお、金曜日2回のフリー走行では、スーパーバイクに出場中のギャレット・ゲルロフが代役を務めた。
ロッシは復帰後初走行となったフリー走行3回目では8番手となったものの、予選Q1では路面が乾いていくという難しいコンディションに苦しみ、18番手止まり。決勝レースは、予選15番手となったチームメイトのマーベリック・ビニャーレスが、年間のエンジン使用基数超過のペナルティによりピットレーンスタートとなるため、17番グリッドからスタートすることになる。
「ひとりきりで、24日間家に閉じこもっていなきゃいけなかったから、大変な経験だった。簡単なことじゃなかったね」
ロッシは自己隔離期間についてそう語った。
「でも久々にバイクに跨った時、気分は良かったし、特に問題はなかった。昨日(金曜日)に乗れなかったのは、問題だったけどね。金曜日に乗れないというのは、とても難しいことなんだ」
「でもそれ以外の部分では、バイクに満足することができた。残念ながらQ1は、アスファルトが乾いていくという難しいコンディションだった。こういうコンディションでは、僕らが苦しむことが多いんだ。でもマシンのフィーリングはとても良い。家で24日間休んだ後、ここに戻ってくることができて嬉しいよ」
”弟”マリーニの最高峰クラス昇格を喜ぶ
ロッシの異母兄弟であるルカ・マリーニが、来季アビンティアの一員としてMotoGP最高峰クラスに昇格することが発表された。チームメイトは、Moto2クラスのライバルであるエネア・バスティアニーニである。
弟と共に走れることになったことについてロッシは「とても誇りに思う」と語った。
「彼とレースすることができることになり、とても嬉しい。そのことは、とても大きなモチベーションになるし、印象的なモノになるだろう」
「1997年に僕が125ccクラスで初めて勝った時、彼はまだ生まれたばかりだったことを覚えている」
「彼は1997年の8月10日に生まれ、その後僕はタイトルを獲得した。8月31日に勝ったんだ。世界チャンピオンとして帰国した時、僕は彼を抱いた。彼はまだ、生後21日目だった。来年一緒に、しかもすべてのライダーの夢であるMotoGPでレースをすることを考えると、とても誇りに思う。でも何より、彼がMotoGPに昇格できることが嬉しいよ」
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