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ロッシ、弟子バニャイヤのライディング称賛。「ドゥカティを完璧に乗りこなしている」

バレンティーノ・ロッシはVR46アカデミーの弟子であるフランチェスコ・バニャイヤがドゥカティのマシンを完璧に乗りこなしていると、その成長ぶりを称賛した。

Francesco Bagnaia, Pramac Racing

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 プラマックのフランチェスコ・バニャイヤは、MotoGP第7戦サンマリノGPで負傷から復帰。すると、決勝レースでは師匠にあたるバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)を追い抜き、2位で初表彰台を獲得してみせた。

 そして連戦となったエミリア・ロマーニャGPでも、バニャイヤは速さを発揮。FP3ではサンマリノGPでマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)の記録したレコードラップを更新し、予選ではトラックリミット違反によってタイムが抹消されたものの、自身のレコードラップをさらに上回る1分30秒973という驚異的なタイムを叩き出すなど、その速さには特筆すべきものがあった。

 最終的には前述のトラックリミット違反がとられたことにより、バニャイヤは予選を5番手で終えている。

 好調が続くバニャイヤだが、予選Q2で彼の後ろを少し走ったロッシによると、バニャイヤのライディングスタイルは今季のドゥカティの問題を解決できる可能性があるものだという。

「ペッコ(バニャイヤ)はとても上手く乗っている。彼はドゥカティのマシンを彼自身のスタイルで完璧に乗りこなしている」

 ロッシはそうバニャイヤのライディングについて語った。

「彼はドゥカティが抱えているいくつかの問題を修正できる。ただ彼もまたドゥカティの持つエンジンや加速といったアドバンテージを最大限活用しているんだ」

「ドゥカティは高いパフォーマンスを備えたバイクだ。だが乗りこなすのは簡単ではない。それで、ペッコはとても、とても上手く乗っていたけど残念ながらグリーンエリアに触ってしまった。それがなければ、彼がポールポジションを獲得していただろう。明日のレースでは、彼のペースは速いだろうし、とても強いと思うよ」

 バニャイヤは自身の予選を振り返り、ハングリーに行き過ぎた結果、最終コーナーでトラックリミットを超えてしまったと語った。

「予選では、とても良いラップタイムを刻むことができた」と、バニャイヤは言う。

「セクター3では僕はとても強く、速かった。でも最終コーナーでハングリーに行き過ぎて、アクセルを開けすぎたことでワイドになってしまったんだ。でもとにかくラップタイムは信じられないほどのものだった」

「サーキットでレコードラップを記録するのは、いつだって素晴らしいことだ。でもとにかく、僕らは自分たちがとても強いことを証明した。それからより重要なのは1発のタイムよりも、レースペースだ。こうした(1周の)ラップタイムを刻めることだけでなくペースも良いことを証明できた」

「確かにフロントロウからのスタートの方がより良かっただろう。でもいずれにしても、ペースは良いからレースでは問題はないと思う」

 

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