バニャイヤ初優勝、実は師匠ロッシによる“催眠”が鍵だった? 「正しいタイヤを選ぶように何度も繰り返し語った」
バレンティーノ・ロッシはMotoGPアラゴンGPで初優勝を果たした弟子のフランチェスコ・バニャイヤについて、土曜日から適切なタイヤ選択を行なうよう暗示をかけていたと語った。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
モーターランド・アラゴンで行なわれたMotoGP第13戦は、ドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤとレプソル・ホンダのマルク・マルケスによる熱い一騎打ちが展開された末に、バニャイヤがキャリア初優勝を手にした。
バニャイヤは9度の世界チャンピオンであるバレンティーノ・ロッシ率いるVR46アカデミー出身。同アカデミーからMotoGP優勝者が輩出されたのは、フランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)以来二人目だ。
バニャイヤの才能を見初め、アカデミーで指導をしてきたロッシは、今回の彼の初優勝に喜びを露わにしている。ロッシ曰く、バニャイヤが過去に“妙な”タイヤ選択をすることがあったため、今回のレース前に適切な選択をするように暗示をかけようと繰り返し伝えていたのだという。
「まず何よりも、ペッコ(バニャイヤの愛称)には本当におめでとうと言いたい。僕はペッコとは本当に仲が良くて、週末は家で一緒に過ごすことも多いんだ」
「MotoGPでの初優勝というのは、バイクに乗っていて決して忘れられない瞬間だ。だから何よりもまず、お祝いを伝えなくちゃいけない」
「そしてこうした最終ラップのバトルを制しての勝利は、素晴らしいものだ」
「彼はこの勝利に値する。彼は今年、ずっと速さがあったし、ドゥカティのマシンを素晴らしく乗りこなしていた」
「昨日(2日目)、彼には凄く速いから勝つ瞬間が来ていると話をしていたんだ」
「時々ペッコはタイヤで妙な決定をすることがあるから、土曜には彼に催眠術をかけようとしていたんだ。(タイヤは)フロントハード/リヤソフトだと、繰り返し語ってね」
「今朝(決勝日)彼に会ったときにも、また話していたんだ。彼の優勝はとても嬉しい」
またロッシは若手イタリア人ライダーを支援するVR46の取り組みを誇りに思うと語った。
「それからアカデミーの働きも、とても誇りに思っている。ペッコはMoto3時代から支援してきている。アカデミーをとっても誇りに思う」
「結局のところ、自分自身が強いライダーになる必要があるから、彼らは自分の手で成長していくんだ」
「でもこうしたレベルに到達するための手助けができたことは、とても誇らしい。イタリア人がドゥカティで勝利したのも素晴らしいことだ」
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