初PP逃したラッセル、0.026秒差の敗北にはショックもボッタスとの僅差の戦いに満足
ジョージ・ラッセルは、わずか0.026秒という差でF1初ポールポジションを逃したことに落ち込んでいると認めた。
写真:: motosport.com
F1第16戦サクヒールGPで、新型コロナウイルス陽性となったルイス・ハミルトンの代役として急遽メルセデスのマシンをドライブすることになったジョージ・ラッセル。彼はFP1でいきなりトップタイムを記録するなど速さを見せていたが、予選ではチームメイトのバルテリ・ボッタスにわずか0.026秒及ばず、2番手に終わった。
ウイリアムズのレギュラードライバーであるラッセルにとっては自身初のQ3進出、そしてもちろん自身最高グリッドとなったが、2019年のデビュー以来続いていたチームメイトに対する予選での連勝記録は“36”でストップした。
2014年以来最強を誇るメルセデスのマシンで初めてグランプリを戦うラッセルは、今回のレースウィークエンドが「信じられないほど強烈だ」と語り、最初の走行では「この世のものではない」ような感覚があったことを認めた。
「正直、ドライブの仕方もこれまでとは全く異なるんだ」
ラッセルはそう語った。
「ウイリアムズで学んできたことを一旦忘れて、このマシンを速く走らせる方法を改めて学習しようとした」
「FP3では色々なことを試してみたけど上手くいかなかったから、正直Q3に進むだけでも嬉しかった」
「でも、本当に満足しているよ。僕たちは最後のラップで全てを出し切ることができたんだ。もちろん100分の2秒差でポールを逃したことはショックだけど、もし先週、『来週の予選では2番手になるよ』なんて言われたら信じなかっただろうね」
前述の通り、F1キャリアで初めてチームメイトに予選で敗北したラッセルだが、7度のF1世界王者であるハミルトンを相手に何度もポールを奪ってきたボッタスに迫れたことには満足しているようだ。
「バルテリは何年にもわたって予選でルイスを追い詰めてきたし、統計的にも彼らの間にはコンマ1秒ほどしか差がないと思う」
ラッセルはそう語る。
「僕たちは皆、ルイスがどれだけ偉大なドライバーなのか知っているから、最後の最後でバルテリのすぐ後ろに迫れたことには満足している。だからあとは明日何ができるかだね」
ラッセルが最前列からスタートして優勝を懸けて争うのは、2018年のF2以来ということになるだろう。まさに久しぶりの経験になることから、ラッセル本人は日曜のレースに向けては課題があると自覚している。
「明日は前に誰もいない。これはかなり長い間経験していないことだ」
「とても厄介なことになるだろうね。予選は自分の持っているものを最大限発揮するだけなので、とても快適なんだ」
「明日はもう少しコントロールすることが必要になるし、巧さが必要になるけど、(F1では)まだそういった経験がない。明日は全力を尽くして、何が出来るのかを見てみたい」
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