ラッセル、サインツJr.との接触で3グリッド降格ペナルティ。ガスリー繰り上がり11番手
ウイリアムズのジョージ・ラッセルはスプリント予選レースで発生した接触により、決勝で3グリッド降格のペナルティが決定。これにより12番手からのスタートとなった。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
F1第10戦イギリスGPのスプリント予選レースが行なわれた。初の試みとなったスプリント予選レースは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)のポールポジション獲得という結果となった。
同レース1周目には、ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)とカルロス・サインツJr.(フェラーリ)がターン6で接触し、サインツJr.がコースオフして大きくポジションを落とすインシデントが発生した。
この件は審議対象となり、スチュワードは最終的に接触の責任がラッセルにあったと判断し、3グリッド降格ペナルティと、ペナルティポイント1点を与えた。
ラッセルはスプリント予選レースを9番手でフィニッシュしていたが、このペナルティによって決勝レースは12番手からのスタートになった。これにより繰り上がりでエステバン・オコン(アルピーヌ)が9番手、サインツJr.が10番手、ピエール・ガスリー(アルファタウリ)が11番手となった。
当該のクラッシュはラッセルとサインツJr.がターン6(ブルックランズ)にサイドバイサイドで進入した際に発生。ラッセルがブレーキをロックアップさせてしまい、サインツJr.と接触。スチュワードはこの接触についてラッセルに責任があるとみなした。
ここ数戦、レースでの接触にはタイムペナルティが与えられてきた。しかし今回は“スプリント予選レース”という新たな予選形式であるため、ペナルティも従来の予選のように扱われたようだ。
スチュワードはペナルティに際し、次のようにコメントしている。
「スチュワードは通常のグランプリのレース距離では、レース中のこの種の違反に対してタイムペナルティが与えられてきたことを認識している」
「スプリント予選レースの長さが短いこと、そして決勝に向けたグリッド決定のためのものであることから、スチュワードはここではグリッドポジションのペナルティを与えることがより適切だと考えている」
スプリント予選レース終了後、サインツJr.は接触について全面的にラッセルに責任があると語った。
「ジョージのミスだったのは明らかだと思う」と、サインツJr.はSky Sport F1に語る。
「乱気流のなかでついて行くのは、互いに難しいことだと思うし、彼のように簡単にミスも起こる。でもそのことで僕は大きな代償を支払わされた。10番手で争っていたのが後ろに落ちて、なんとか彼の後ろの11番手に戻ってきたんだ」
なおラッセルはサインツJr.が“割り込んできた”と考えており、この接触は避けることができなかったと主張している。
「カルロスはかなり外から僕に割り込んできた。僕もそれは視認したけど、その角度でできることは何もなかったんだ」
ラッセルはそう語る。
「ステアリングをもっと切ろうとしたし、ブレーキもかけていた。でもご存知のように彼がラインを閉めているときにロックさせてしまい、それ以上できることは何もなかった」
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