F1
F1ルーキー・サージェント、デビューまでの歩みを振り返る「2021年にはF1への夢が完全に絶たれたと思っていた……」
2023年シーズンからF1へ昇格するローガン・サージェントは、資金調達の問題から2021年にはF1への夢が途絶えたと「100%確信していた」として、”時間を潰すため”にレースシートを探していたと明かした。

Luke Smith
編集: 2023/02/15 3:27
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

ローガン・サージェントは、2022年にFIA F2参戦一年目ながらも印象的なシーズンを過ごし、ドライバーズランキング4位を獲得。2023年はウイリアムズからF1デビューを果たすことになったが、2021年にはF1への夢が「完全に絶たれたと思っていた」と振り返っている。
アメリカ出身のサージェントはカートからジュニアフォーミュラを駆け上がり、2020年はFIA F3で2年目のシーズンを過ごした。タイトル争いに加わり、同じく2023年からF1デビューを果たすオスカー・ピアストリなどの後塵を拝したものの、ランキング3位を獲得した。
しかし、資金難により翌シーズンはF2へのステップアップが果たせず……サージェントのキャリアは大きく一変することとなった。
サージェントはアメリカのロード・トゥ・インディに参加するようになり、F1以外の選択肢を考え、ヨーロッパ・ル・マン・シリーズにも2度参戦した。
しかし2021年はチャロウズからF3へ復帰。その年末にはウイリアムズの若手育成プログラムへ加入して、F2昇格への道を切り開き、自らの走りでF1への切符を掴んでみせた。
2月6日(月)に行なわれたウイリアムズの2023年マシンカラーリング発表会でサージェントは、その2021年にはF1へ挑むチャンスが絶たれたと思ったと明かした。
2021年についてmotorsport.comがサージェントに尋ねると、彼は次のように答えた。
「正直なところ、あの時点で(夢が)100%終わったと確信していた」
「その時点では、LMPかインディカーのルートに向かうと考えていて、当時はそれで満足していたんだ」
「それが現実だったんだ。僕が進めるのはそのふたつだけだと考えていたんだ」
Logan Sargeant, Williams FW44
Photo by: Carl Bingham / Motorsport Images
「F3のシートは、ただ単に時間を潰してチームを前進させるためだった。いわば自分自身が別のシリーズでポジションを得るためのモノだった」
「LMP2のレースやGTのレースはちょっと楽しかったし、耐久レースやスポーツカーレースは経験になった」
「正直なところ、最終的には全てがとても有益で、大きな助けになったと思う。だから全部やって良かったと思っているよ」
ウイリアムズ『FW45』初走行がサージェントの”最も悲しい日”となった理由
サージェントは2022年シーズン後半に、ウイリアムズからフリー走行へ4度出走。アブダビで行なわれたポストシーズンテストにも参加し、F1マシンでの経験を積んだ。
2023年のプレシーズンテストは前年度の6日間から3日間に短縮されており、走行機会は限られている。
ウイリアムズは2月13日(月)にフィルミングデーを使用し、イギリス・シルバーストンで2023年型マシン『FW45』のシェイクダウンを行なった。100kmと限られたマイレージの中で、サージェントはチームメイトのアレクサンダー・アルボンと共に初めてFW45を走らせた。
ただシェイクダウンに向けて、イギリス時間で2月12日(日)23時30分から始まるフィラデルフィア・イーグルス対カンザスシティ・チーフスの「NFLスーパーボウル」のために夜ふかしできないことから、サージェントは”ほろ苦い気持ち”とジョークを飛ばした。
「おそらく最も悲しい日のひとつだね! スーパーボウルが見れないなんで、冗談じゃないよ」
そうチーフスのファンであるサージェントは言う。
「パトリック・マホームズを外すことはできないよね。彼はとても優秀だ。27対24でチーフスが勝つだろうね」
なおそのスーパーボウルでは、38対35でチーフスが勝利を挙げている。
関連ニュース:
- F1デビューのサージェント、アメリカでの人気を高めるのが使命「まだ母国で最も人気あるドライバーじゃない……でもそうなるために努力する」
- 単年でのF1昇格は嬉しい驚き? ウイリアムズ、2023年デビューのサージェントは「当初F2で2年走る計画だった」
- ウイリアムズの新車『FW45』、サイドポッドに「目に見える変化はあるが”正常進化”」
- 【動画】シミュレータでは手応えアリ! 角田裕毅、アルファタウリのニューマシン『AT04』への印象と期待語る
- F1新車”雑感”解説2023「ハースVF-23」レンダリングを踏襲した部分とさらなる変更が加えられた部分が混在。まだまだ隠された部分が多い?
























あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
コメントを読んで投稿する
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 えっ新車発表でサーキット走行を!? フェラーリの一味違うサプライズにサインツJr.「勇敢な選択だった」と驚嘆
次の記事 フェラーリF1新代表バスール、2023年の目標はチャンピオンシップに勝つこと「ライバルも同じ目標……簡単ではないことは分かっている」
Top Comments
コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?
View More & Comment

More from
Luke Smith

没後30年。アイルトン・セナとホンダの”絆”を、マネージャーの言葉で振り返る「彼はホンダに対して誠実だった」
F1
F1 2024/05/01
没後30年。アイルトン・セナとホンダの”絆”を、マネージャーの言葉で振り返る「彼はホンダに対して誠実だった」

”要求の厳しい”アロンソ。投資進むアストンマーチンF1を成長させるための絶好の配役
F1
F1
Aston Martin Silverstone Shakedown
2023/02/20
”要求の厳しい”アロンソ。投資進むアストンマーチンF1を成長させるための絶好の配役

ハミルトン、ハリウッドF1映画のプロデューサーとして演者オーディションに参加。ブラッド・ピットの共演者は多様性重視
F1
F1 2023/02/19
ハミルトン、ハリウッドF1映画のプロデューサーとして演者オーディションに参加。ブラッド・ピットの共演者は多様性重視
More from
ローガン サージェント

元ウイリアムズのローガン・サージェント、長年のパートナーとの婚約を発表
F1
F1
Hungaroring Pirelli test
1 ヵ月前
元ウイリアムズのローガン・サージェント、長年のパートナーとの婚約を発表

こっちのフォードも動き出した! WECハイパーカーのドライバーにサージェントを指名。エンジン開発はF1のレッドブル・パワートレインズと連携
WEC
WEC 7 ヵ月前
こっちのフォードも動き出した! WECハイパーカーのドライバーにサージェントを指名。エンジン開発はF1のレッドブル・パワートレインズと連携

元F1ドライバーのサージェント、WEC挑戦視野でのELMS参戦を取りやめ「さらなる関心を追求するため、このスポーツから離れる」
European Le Mans
European Le Mans 2025/02/22
元F1ドライバーのサージェント、WEC挑戦視野でのELMS参戦を取りやめ「さらなる関心を追求するため、このスポーツから離れる」

More from
ウイリアムズ

古豪復活へ……ウイリアムズ代表、2026年の問題を解決するため「膨大な数のプロジェクト」を進めていると明かす
F1
F1
オランダGP
5 日前
古豪復活へ……ウイリアムズ代表、2026年の問題を解決するため「膨大な数のプロジェクト」を進めていると明かす

ウイリアムズ残留のサインツJr.、アウディ移籍は選択肢になかった?「他へ行くことを真剣に考えたことはない」
F1
F1
オランダGP
8 日前
ウイリアムズ残留のサインツJr.、アウディ移籍は選択肢になかった?「他へ行くことを真剣に考えたことはない」

ウイリアムズ勢があってはならない同士討ち! サインツJr.が謝罪「イン側のバンプでロックさせてしまった……申し訳ない」
F1
F1
オランダGP
12 日前
ウイリアムズ勢があってはならない同士討ち! サインツJr.が謝罪「イン側のバンプでロックさせてしまった……申し訳ない」
最新ニュース

パワーが足りない……アストンマーティン・ホンダはF1イタリアGP予選で最下位。アロンソ「予想通りだったから特に悔しくはないよ」
F1
F1 F1
イタリアGP
26 分前
パワーが足りない……アストンマーティン・ホンダはF1イタリアGP予選で最下位。アロンソ「予想通りだったから特に悔しくはないよ」

ピエール・ガスリー歓喜の初ポールポジション……6年前に初優勝を手にしたモンツァ「ここは本当に特別な場所だ」
F1
F1 F1
イタリアGP
7 時間前
ピエール・ガスリー歓喜の初ポールポジション……6年前に初優勝を手にしたモンツァ「ここは本当に特別な場所だ」

コンマ5秒失っていた……角田裕毅、マシンの問題に見舞われイタリアGP予選でQ1敗退「でも決勝に向けては、まだチャンスがあると思う」
F1
F1 F1
イタリアGP
9 時間前
コンマ5秒失っていた……角田裕毅、マシンの問題に見舞われイタリアGP予選でQ1敗退「でも決勝に向けては、まだチャンスがあると思う」

ピエール・ガスリーが真っ向勝負で強豪下し、歓喜のキャリア初PP獲得! 角田裕毅はマシンに問題Q1敗退|F1イタリアGP予選
F1
F1 F1
イタリアGP
9 時間前
ピエール・ガスリーが真っ向勝負で強豪下し、歓喜のキャリア初PP獲得! 角田裕毅はマシンに問題Q1敗退|F1イタリアGP予選
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録