ミック・シューマッハー、パルクフェルメでの“観察”は父譲り?「とても興味深いから続けていくつもり」
ミック・シューマッハーは、パルクフェルメでライバルのマシンを観察する自身の習慣について、他チームについての知識を得られる絶好の機会だと考えている。
写真:: Andy Hone / Motorsport Images
ハースのルーキーであるミック・シューマッハーは今季、レース後のパルクフェルメで他チームのマシンやタイヤなどをじっくり観察しているところを何度も目撃されている。レッドブルリンクで行なわれたシュタイアーマルクGPのレース後にも、マクラーレンのマシンのオンボードカメラに、MCL35Mのコックピットなどを熱心に観察するシューマッハーの姿が捉えられていた。
こういったパルクフェルメでの観察は、彼の父であるミハエルも熱心に行なっていたことで知られる。最近では同郷のワールドチャンピオンであるセバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)が定期的にライバル車の観察をしている。
この観察の習慣についてシューマッハーは、自身がレースを始めた当初から続けていることだと言い、様々な知見が得られることから行なっていると語った。
「これはカートの頃からやっていることなんだ」
「特に、他のマシンのタイヤがどうなっているのかを見て、そこから何か分かるかを考えるにはとても良い機会だと思う」
「タイヤは言ってしまえば“見放題”で、そのチームが犯したミスなどの細かいことが、そこに表れている。だから他のマシンを観察することはこれからも続けていくつもりだ」
「もっと言えば、パルクフェルメでは相手のマシンに最も近付ける。他のチームのガレージに行って『やあ。君たちのマシンをチェックさせてもらってから帰るよ』なんて言えない。だから(パルクフェルメで)それを見れるのは興味深いことなんだ」
今季のハースのマシンは全チーム中最も戦闘力が低いと言っても差し支えないレベルであり、シューマッハーとニキータ・マゼピンのふたりは未だ入賞争いに絡むことができていない。しかしながらシューマッハーはこのルーキーシーズンを楽しんでいるとのこと。チームの前向きな姿勢と力強い仕事ぶりがその理由のようだ。
「僕は現状に比較的満足しているけど、もちろんパフォーマンスの面では厳しい部分がある」とシューマッハー。
「でも僕たちはなんとか自分たちのやり方を確立して、うまく仕事ができるようになった」
「僕はここでの日々をとても楽しんでいるので、夜遅くまで働くのも苦じゃないんだ。それが僕のパフォーマンスにも表れていると思う。これは僕にとって重要なことだし、このハードワークが報われる日がいつか来てほしいと思っている」
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