年間2位は重要じゃない? フェルスタッペン「良い形でシーズンを終えることが大事」
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、2020年シーズンでバルテリ・ボッタスを超えランキング2位で終えることはそれほど重要ではないと語った。
写真:: Steven Tee / Motorsport Images
2020年のF1もすでに終盤。バーレーンGPから始まる3連戦をもって終了となる。
今季のドライバーズタイトルはメルセデスのルイス・ハミルトンで決定済み。争いの焦点は同じくメルセデスのバルテリ・ボッタスとレッドブルのマックス・フェルスタッペンによる2位争いに移っている。
現在2番手のボッタスと3番手フェルスタッペンのポイント差は27点。残る3戦での逆転が可能な範囲となっている。しかしフェルスタッペンは年間2位の座を獲得することは自分の目標ではないと語る。
「(年間)2位か3位か、それは真に重要な事じゃないんだ」
フェルスタッペンはそう語ると、次のように続けた。
「僕はただ良い結果がほしいだけだ。最終的にチャンピオンシップで3位になったとして、それでもシーズンを好レースで終えることができれば、僕はそれで満足だ」
またフェルスタッペンは前年を良い終わり方で締め括ったにもかかわらず、2020年が始まった段階で、彼とチームはタイトルを争うことは難しいだろうと理解していたと語った。
「開幕戦では、(メルセデスから)離れすぎていることは明らかだと思っていた」と、フェルスタッペン。
「なぜか? それは分からない。知っていればもう(原因となった部分を)変えていただろうからね」
「誰もが懸命に作業に取り組んでいると思うし、そこに疑問はない。だけど当然、多くのチームも懸命に取り組んでいる。僕らは依然として追いつく必要があるけど、問題をピンポイントで突き止めるのは難しい」
レッドブルは前戦トルコGPではフロントウイングにアップデートを施した。しかしレースでは角度の設定にミスがあり、イスタンブールパーク・サーキットのコンディションも厳しい状態であったことから、その効果を判断するには難しい状況だった。
ただフェルスタッペンは今週末のバーレーンGPではその効果が良い形でより表れてくるだろうと考えている。
「コンディションの問題もあったから断言するのは難しいけど、試した新パーツは間違いなくポジティブだったよ」
「だからバーレーンに行くのを楽しみにしているんだ。もちろん、ここでは過去数年の情報がある。だからここで(新パーツが)どう機能するかを確認したいんだ。上手く機能するという自信があるよ」
なおフェルスタッペンは前戦トルコGPでは前述のフロントウイングの調整ミスなども響き、2日目までの好調から一転、6位フィニッシュに留まってしまった。彼はこのレースについては“イライラする1日だった”と語った。
「そんなに素晴らしい1日じゃなかった」
フェルスタッペンはそう語る。
「こういったことは時々起こることがある。ただ残念な1日だった。トルコでのレースをとても楽しみにしていたんだ。だけど路面はグリップ面で酷いものだったし、あまり良いものじゃなかった」
「だけどこのレースそれ自体から、何が学べるんだ? まあ、どんなグランプリも常に学ぶことはあるけれど、前回はすべてが上手く行かなかった1日だった。スピンしてしまって、タイヤにはフラットスポットができてしまった」
「それからも走れるラインは1本しか無くて、戦うことも、追い抜くこともできなかった。コースはスリックで走れるほど十分には乾いていなかったんだ。だから正直に言うと、イライラする1日だったし、もちろん望んだ結果でもなかった。でも時にはこうしたこともある」
「これまで僕らはたくさん良い結果を出してきたし、満足できる瞬間が多くあった。でも時には完璧に機能しない週末になることもある」
「金曜日、そして土曜日の始まり方も良かった。でも時には日曜日に多くの理由で上手く行かず、こうした結果が出ることもあるんだ」
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