セッテ・カマラ、来季はフォーミュラEにフル参戦。今季後半戦を戦ったドラゴンに残留
セルジオ・セッテ・カマラは、来シーズンもドラゴン・レーシングからフォーミュラEに参戦することとなった。
写真:: Andrew Ferraro / Motorsport Images
2020年はレッドブルとアルファタウリでF1リザーブドライバーを務めているセルジオ・セッテ・カマラ。彼は2021年1月からスタートするフォーミュラEのシーズン7にドラゴン・レーシングから参戦することが明らかとなった。
フォーミュラEのシーズン6がコロナ禍によるシーズン中断を経て、8月に“ベルリン6連戦”を開催してシーズンを締めくくることとなった。そのベルリン6連戦でセッテ・カマラは、ブレンドン・ハートレーの代役としてドラゴン・レーシングから参戦した。
しかしドラゴン・レーシングは、セッテ・カマラ、そしてチームメイトのニコ・ミュラー共々苦戦。ふたりとも1ポイントも獲得することができないままシーズンを終えた。
ただ今回、ドラゴン・レーシングはセッテ・カマラの残留を発表。またチーム名も『ドラゴン/ペンスキー・オートスポーツ』にリブランドされ、チーム代表であるジェイ・ペンスキーの関与がより強調される形となった。なお、セッテ・カマラのチームメイトが誰になるのかはまだ明らかにされていない。
「これまで自分が学んだこと、そしてオフシーズンの間に取り組んだことを、このチームでの初のフル参戦シーズンに活かせることにワクワクしている」
セッテ・カマラはそう語った。
「僕の目標はそれぞれのレースで可能な限り最高の結果を残すこと、シリーズを通して成長すること、そしてドラゴン/ペンスキー・オートスポーツのクルーとの時間を楽しむことだ!」
「チームと共に成長して、ベルリンでのポジティブな勢いを継続しながら、コンスタントに入賞を争うことを目指しているよ」
前述の通りドラゴン・レーシングは2人目のドライバーを発表していないが、来季マシンの『ペンスキーEV-5』を先日テストしたミュラーは候補のひとりと考えられている。
チームオーナー兼チーム代表のペンスキーはセッテ・カマラの残留について次のようにコメントした。
「セルジオはこのチームでの最初の6レースで、皆に将来性を見せつけてくれた」
「セルジオのペースと、電動レースの厳しさに適応したスピードには満足している。ペンスキーEV-5のパッケージにより、我々は進歩を遂げているので、セルジオがベルリンで見せたポテンシャルを、ドラゴン/ペンスキー・オートスポーツでの安定したポイントフィニッシュに変換してくれることを期待している」
セッテ・カマラは今季スーパーフォーミュラにフル参戦する予定だったが、渡航制限などの影響でなかなか来日することができていなかった。そんな中第3戦SUGOでデビューを果たすと、いきなりポールポジションを獲得し、鮮烈な印象を与えた。
ただ、第4戦オートポリスは再び欠場。12月に鈴鹿で行なわれる第5戦、第6戦の直前には、フォーミュラEのバレンシアテストが控えており、セッテ・カマラがスーパーフォーミュラの残りレースに参戦する可能性は低いとみられている。
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